レノボのThinkPad E14 Gen 3(AMD)は、Ryzenモバイル5000シリーズを搭載する14インチのスタンダードノートPCです。標準のメモリー容量は8GBまたは16GBで、ストレージ容量は256~512GBまたは1TBの構成。そのままでも問題なく利用できますが、パーツを追加 / 交換することでより快適に使えます。
この記事では筆者が購入した実機を使って、ThinkPad E14 Gen 3(AMD)のメモリー増設やSSDの換装/追加などについてレビューします。
この記事の目次
分解方法について
ThinkPad E14 Gen 3(AMD)は底面部のカバーを外すことで、本体の内部のメンテナンスやパーツの交換が可能です。正確な手順は公式サイトで公開されているので、まずはそちらをご確認ください(PDFの60ページあたりから)。
リンク
E14 Gen 3 / E15 Gen 3 ハードウェア保守マニュアル(PDF)
なお自分でパーツの交換や改造を行なうと、メーカー保証のサポート外となることがあります。あくまでも自己責任の上で行なってください。
メモリー増設について
メモリースロットは1基のみです。すべてのモデルに8GBメモリーがオンボード(マザーボード直付け)で搭載されています。8GBメモリーモデルであればオンボード8GBのみ、12GBならオンボード4GB + スロット8GB、16GBならオンボード8GB + スロット8GB、24GBならオンボード8GB + スロット16GBです。
基本的にパーツカスタマイズによるメモリー増設は割高で、自分でメモリーを増設するほうが安くすみます。購入時に8GBメモリー構成を選び、あとから自分で8GBメモリーを追加して合計16GBで利用するのがおすすめです。
メモリーはシングルチャネルよりもデュアルチャネルで動作したほうが、PCの処理が高速化されます。Ryzenシリーズでは、特にその傾向が強く出るようです。
デュアルチャネルの効果を最大限に活かすなら、8GBメモリーの追加をおすすめします。4GBだとオンボード側の4GBとスロット側の4GBしか高速化されず、16GBの追加ではオンボード8GB+スロット8GBだけが高速化され、残りの8GBは高速化されないためです。
SSDの増設について
M.2スロットは合計3ポート用意されており、そのうち2ポートはストレージ用です。CPUクーラー付近のM.2スロットはType-2242専用、スピーカー付近のM.2スロットはType-2280に対応しています。
現在は手元にType-2280 SSDがないため、SSDの増設は試せませんでした。機会をあらためて挑戦するつもりです。
ということで、今回はThinkPad E14 Gen 3(AMD)の分解方法やメモリーの増設方法などについてまとめました。作業は簡単で、慣れていれば10分もかからず終わるはずです。慣れていなかったとしても、特に難しいテクニックは必要ないのでサクッと終わるでしょう。
ただし、パーツを傷つけたり、静電気でパーツを破損したりしないよう、十分中止ながら作業を行なってください。
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