アマゾンで東芝の32GB microSDメモリーカード「EXCERIA THN-M301R0320C4」を購入しました。今回は速度計測結果などをレポートします。
32GBのmicroSDメモリーカードがほぼ800円！
所有するタブレットやスマートフォンが増えてきたのですが、どれもメモリー容量が少ないモデルばかり。そこでより活用するために、アマゾンでmicroSDメモリーカードを購入しました。
今回買ったのは、東芝の32GB microSDHCカード「EXCERIA THN-M301R0320C4」です。
購入時の価格は835円（税込み）で、2枚で1670円でした。東芝製のメモリーカードは非常に品質が高いと言われており、そんな東芝の製品が約800円で入手できるなんて驚きです。ちなみに32GBのmicroSDHCカードとしては、最安クラスでした。
ただしこの製品は海外向けで、国内でのメーカーサポートは受けられません。今回利用したショップでは10年間保証が付いているとのことですが、リスクを意識した上で使うことをおすすめします。
Amazonマーケットプレイスの秋葉原メモリ問屋では、購入日から10年間保証するとのこと
なおこの商品はアマゾンで販売されていますが、商品に関するやり取りは基本的にマーケットプレイスのショップと行ないます。ショップによってサポートや対応が異なる場合があるので、心配な方はあらかじめショップの評価などを調べておくことをおすすめします。
EXCERIA THN-M301R0320C4のスペック
細かなスペックについては、以下の表のとおり。パッケージには、IPX7相当の防水機能、耐X線（ISO7816-1準拠）、耐衝撃（5メートルの落下試験をクリア）に対応と書かれています。ただ、わずか800円のmicroSDHCカードにそこまで期待するのもどうかな、という気はします。
| EXCERIA THN-M301R0320C4の主な仕様 | |
| 規格 | microSDHC クラス10 UHS-I |
|---|---|
| 容量 | 32GB（PC上では約28GB） |
| 転送速度 | 読み込み：最大48MB／秒、書き込み：最大20MB／秒 |
| その他 | 防水機能（IPX7相当） 耐X線（ISO7816-1準拠） 耐衝撃（5メートルの落下試験をクリア） |
また信頼性が高いのは国内製なのですが、この製品がどこで作られているのかも不明です。性能については、あまり期待し過ぎないほうがいいでしょう。なんと言っても、たった800円のmicroSDHCカードですからね。
パッケージには「防水」と「耐X線」、「耐衝撃」と書かれています
パッケージの背面には細かなスペックが記載されています
実効速度は45MB／秒前後
続いて、アクセス速度の計測結果を紹介しましょう。今回のテストでは、カードリーダーにトランセンドの「TS-RDF5K」を利用しました。インターフェースはUSB3.0で、microSDHC（UHS-I）に対応しています。ちなみにアマゾンでの販売価格は888円と激安（2016年3月14日時点）。手ごろで高速なメモリーカードリーダーを探している人にオススメです。
CrystalDiskMarkでの計測結果は、以下のとおり。今回はFAT32／NTFS／exFATの3種類のフォーマット形式で試したのですが、いずれも45MB／秒前後の結果となっています。
CrystalDiskMarkによるアクセス速度計測結果。左からFAT32、NTFS、exFAT
スマートフォンでのアクセス速度を調べるために、HUAWEI GR5で速度を計測してみました。読み込み28.92MB／秒、書き込み20.68MB／秒という結果が出ていますが、これは端末によって変わる可能性があります。
HUAWEI GR5で「A1 SD Bench」を試したときの結果
パソコンでは公称値よりもやや遅い結果が出ていますが、まあこんなところでしょう。ただ書き込み速度が遅いので、デジカメには向かないと思います。
できるだけ安くストレージ容量を拡張したい人におすすめ
ということで、今回は東芝の「EXCERIA THN-M301R0320C4」についてレビューしました。800円で買える32GBのmicroSDHCカードとしては、十分な性能を持っていると言えるのではないでしょうか。コストパフォーマンスはかなり高めです。
800円で買えることを考えれば、コストパフォーマンスは高め
ただ国内でのメーカーサポートがないので、ある程度割りきって使える人向けだと思います。国内サポートありで信頼性の高いmicroSDHCカードが欲しいなら、サンディスク製品がおすすめです。
