VAIO SX14 2021年モデル(VJS144シリーズ)レビュー:頑丈・軽量・高性能! プレミアムな14インチモバイル

VAIO SX14 2021年モデルレビュー

VAIO SX14は、14インチサイズで重量1kg前後のビジネス向けモバイルノートPCです。上位モデルはCPU性能が高く、ストレスなく作業できる点が魅力。頑丈な上にバッテリー駆動時間が長く、外出先でもガッツリ作業したい人に向いています。

VAIO SX14 2021年モデル

VAIO SX14 2021年モデル

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

スペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 14インチ 1920×1080または3840×2160 非光沢タッチ非対応または光沢タッチ対応
CPU Celeron 6305 / Core i3-1115G4 / Core i5-1155G7 / Core i7-1195G7
メモリー 8~32GB ※オンボード LPDDR4x
ストレージ 128GB~2TB SSD
グラフィックス UHD / Iris Xe(CPU内蔵)
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、有線LAN、LTE(オプション)
インターフェース Thunderbolt 4(USB4)×2、USB3.0×2、HDMI、有線LAN、ヘッドフォン出力、nanoSIMスロット(LTE対応モデル)
生体認証 指紋センサー / IRカメラ(オプション)
サイズ / 重量 幅320.4×奥行き222.9×高さ13.3~17.9mm / 約999~1139g
バッテリー 17時間(4Kモデル) / 28~30時間(フルHDモデル) / 22時間(フルHDタッチ対応モデル)

本体デザイン

VAIO SX14 2021年モデル

VAIO SX14の外観。試用機の本体カラーはファインブラック

VAIO SX14 カラー

用意されている本体カラーはファインホワイト、アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインブラックの4種類

VAIO SX14 天板

天板は軽量かつ頑丈なカーボン製。サラサラとした手触りです。ブラックのカラーは指紋の跡が少し残ります

VAIO SX14 オーナメント

ヒンジ部分のオーナメントはシルバーの鏡面仕上げ

VAIO SX14 厚さ

本体はスリムですが、MIL-STD-810H準拠で頑丈に作られています

VAIO SX14 キーボード面

キーボード面はアルミ製

VAIO SX14 バックライト

キーボードバックライトに対応

VAIO SX14 タッチパッド

誤操作を防ぐ左右ボタン独立型のタッチパッド

VAIO SX14 ベゼル

ベゼルは左右と下部のベゼルが細く、画面周りがスッキリとしています

VAIO SX14 ディスプレイ角度

ディスプレイはほぼ180度まで開閉可能

VAIO SX14 カメラ

ディスプレイ上部のWebカメラはプライバシーシャッター付き

VAIO SX14 インターフェース

インターフェース構成。メモリーカードスロットには非対応ですが、Thunderbolt4(USB4)やHDMI、有線LANなど、モバイルノートPCとしては充実しています

VAIO SX14 電源アダプター

電源アダプターは65WのType-C。重さは161gで、65Wタイプとしてはとても軽量コンパクトです

VAIO SX14 スピーカー

スピーカーは底面前部左右に配置。低音域はやや抑え気味で、中音域はかなりこもって聞こえます

VAIO SX14 吸気口

吸気口はこの部分。普通のノートPCでは、この部分に排気口があります

VAIO SX14 排気口

排気は左側面から

VAIO SX14 底面部

底面部には高剛性樹脂が使われています。LTE対応モデルでは、底面上部にnanoSIMスロットを用意

サイズと重量

VAIO SX14 サイズ

サイズは幅320.4mm、奥行き222.9mm

VAIO SX14 大きさ

A4ノート(ピンク)とB5ノート(ブルー)とのサイズ比較。A4サイズよりひと回り強大きめで、14インチクラスとしては標準的な大きさ

VAIO SX14 排気口

厚さは実測で17.4mm、ゴム足を含めた設置時の高さは19.3mm

VAIO SX14 薄さ

数値的にはそれほど薄くはありませんが、実際に手で持つとスリムに感じます

VAIO SX14 重さ

重さは実測で1.056kg

VAIO SX14 軽さ

14インチクラスとしては非常に軽量。軽々と持ち運べます

ディスプレイについて

VAIO SX14 ディスプレイ

ディスプレイの大きさは14インチ。解像度は1920×1080ドットのフルHDか、3840×2160ドットの4K

VAIO SX14 デスクトップ

今回使用したフルHDモデルでは、デスクトップの拡大率が150%に設定されていました。このままだと情報量が少ないので、スケーリングを125%に変更するといいでしょう

VAIO SX14 映像品質

映像は自然な色合いで違和感はありません。体感的にはsRGB 100%相当のパネルと同等レベルです

VAIO SX14 明るさ

明るさも十分なレベル。暗く感じることもありません。体感的には270~300nitあたり

VAIO SX14 コントラスト

コントラストが高く、色にメリハリが感じられます。文字の表示もクッキリです

キーボードについて

VAIO SX14 キーボード

キーボードはテンキーなし。購入時に日本語配列 / 英字配列やかな文字の刻印の有無、バックライトの有無などを選択できます

VAIO SX14 キーボード

ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がるリフトアップ機構。手首を自然な角度にキープしたまま作業できます

VAIO SX14 配列

配列に違和感はなく、使い始めからスラスラと入力可能です

VAIO SX14 タイプ感

指にフィットしやすいよう中央がややくぼんだキートップ。キーピッチは19mmで、キーストロークは1.5mm

タイプ感はやや軽めですが、軽量タイプとしてはしっかりしています。タイプ音も比較的静かですが、強く叩くと響くので注意

ベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Core i7-1195G7
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス Iris Xe(CPU内蔵)

※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります

CPU性能

CPUとしては、インテル第11世代のCeleronおよびCoreプロセッサが使われています。試用機で使われていたのは、Core i7-1195G7。TDP 28Wの薄型ノートPC向け「Tiger Lake UP3」のなかでは、最上位のCPUです。

CPUベンチマークテストでは、薄型ノートPC向けCPUとしては非常に優れた結果が出ました。AMDのRyzen 7シリーズには及ばなかったものの、Core i7シリーズでは最高値。ノートPC全体で見ても、上位クラスの性能です。重い処理でも、ストレスなくこなせるでしょう。

Core i5-1155G7については未検証のため詳しい性能は不明ですが、同じ第11世代のCore i5-1135G7をやや上回る程度かと思われます。Core i3やCeleronについては、性能がガクッと落ちるので注意してください。予算を抑えたいならアリですが、VAIO SX14をフル活用するならCore i7モデルをおすすめします。

CPUの性能差 (総合性能)

CPU PassMark 10 CPU Markスコア
Ryzen 7 5800U
19202
Ryzen 7 5700U
18089
VAIO SX14(Core i7-1195G7)
14315
Core i7-1185G7
13135
Core i7-11370H
13053
Core i5-11300H
12783
Ryzen 5 5500U
12362
Core i7-1165G7
11723
Core i5-1135G7
11249
Ryzen 3 5300U
9527
Core i3-1115G4
6750
Ryzen 3 3250U
4441
Athlon Silver 3050U
3351
Celeron 6305
2302
Celeron N4500
2284

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵グラフィックスのUHD Graphics (Celeron / Core i3)またはIris Xe Graphics (Core i5 / i7)が使われます。

Core i7搭載の試用機では3Dベンチマークテストにおいて、内蔵グラフィックスとしては非常に優秀な結果が出ました。GTXシリーズなどのゲーム向けGPUほどではないものの、グラフィックス系ソフトでの効果を期待できます。

なおCore i5モデルでは性能はやや低下するので注意してください。またCore i3以下のモデルでは、パフォーマンスが大きく低下するはずです。

GPUの性能差(DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア
GTX 1650
3241
MX450
1996
VAIO SX14(Core i7+LPDDR4x)
1827
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
1528
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
1302
Iris Xe(Core i7+DDR4)
1149
Radeon (Ryzen 7)
1000
Iris Xe(Core i5+DDR4)
977
Iris Plus
812
UHD
407

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

GPUの性能差(DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
VAIO SX14(Core i7+LPDDR4x)
5767
MX450
4900
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
4734
Iris Xe(Core i5+LPDDR4x)
4059
Iris Xe(Core i7+DDR4)
3420
Radeon (Ryzen 7)
3384
Iris Plus
2880
Iris Xe(Core i5+DDR4)
2474
UHD
1335

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCを使った作業の快適さ

PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。

Core i7搭載の試用機では快適に使える目安の目標値は大きく上回っており、モバイルノートPとしては非常に優秀な結果です。グラフィックス性能が要求されるコンテンツ制作ではGPU搭載機種のほうが有利ではあるものの、一般利用やビジネス利用では快適に利用できるでしょう。Core i5モデルでも同様だと思われますが、Core i3以下のモデルではスコアがかなり下がるので注意してください。

PCMark 10ベンチマーク結果

テスト スコア
Essentials
(一般的な利用)
目標値:4100
VAIO10776
DX-T79784
IdeaPad9925
Ins16p9667
raytrek9418
Productivity
(ビジネス利用)
目標値:4500
VAIO7212
DX-T76630
IdeaPad9276
Ins16p8530
raytrek7927
Digital Contents Creation
(コンテンツ制作)
目標値:3450
VAIO5882
DX-T74840
IdeaPad6814
Ins16p8109
raytrek8486

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

比較機のスペック

THIRDWAVE DX-T7 Core i7-1165G7 / 16GB
IdeaPad Slim 560 Pro Ryzen 7 5800H / 16GB / GTX 1650
Inspiron 16 Plus Core i7-11800 / 16GB / RTX 3050
raytrek R5-CA Core i7-10875H / 16GB / RTX 3060

高品質なモバイルノートPC

VAIO SX14 感想

軽量かつ頑丈で高性能な、完成度の高いモバイルノートPCです。モバイル向けの14インチでCore i7-1195G7を搭載している機種は珍しく、同カテゴリーのなかでは上位クラスのパフォーマンスと言っていいでしょう。

プレミアムクラスの14インチモバイルとしてはレノボのThinkPadシリーズが挙げられますが、VAIO SX14のほうがパフォーマンスと拡張性に優れています。タイプ感は好みがわかれるところですが、軽いタッチならVAIO SX14がおすすめ。ThinkPadはしっかり打ち抜く派向きです。

残念なのは、価格が高い点です。ガッツリ使うならCore i7 / 16GBメモリー / 512GB SSDの構成が必要最低限だと思いますが、この時点ですでに24万円以上します。4K & LTEモデルなら28万円程度。PC購入資金として30万円程度かけられるならアリです。

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