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13.3型モバイルノートPCの大本命!デルNew XPS 13 Graphic Pro展示機レビュー

New XPS 13 Graphic Pro

2015年5月30日に開催された「リンクシェア・ジャパン フェア 2015」で、以前から気になっていた「New XPS 13 Graphic Pro」をデルのブースでたっぷり触ってきました。今回は展示機によるレビューということで、「New XPS 13 Graphic Pro」のデザインや持ち運びやすさを中心に紹介します。

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13.3型なのに非常にコンパクト!

「New XPS 13 Graphic Pro」は13.3型の液晶ディスプレイを採用した、いわゆる「13.3型ノートパソコン」と呼ばれるカテゴリーの製品です。このカテゴリーには13インチMacBook Airや13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル、VAIO Z、LAVIE Hybrid ZEROなどさまざまなモデルがあり、どれも高い人気を集めています。

 

13.3型の液晶ディスプレイを採用した「New XPS 13 Graphic Pro」

13.3型の液晶ディスプレイを採用した「New XPS 13 Graphic Pro」

 

そのなかでも「New XPS 13 Graphic Pro」は、本体サイズが幅304×奥行き200×高さ9~15mmと13.3型としては非常にコンパクトである点が特徴です。A4用紙(幅297×奥行き210mm)とほぼ同じ程度だと考えれば、サイズをイメージしやすいでしょう。ちなみにコンパクト&軽量なMacBook Airシリーズと比較してみると、大きさと重さは11インチモデル相当であることがわかります。

 

New XPS 13 Graphic ProとMacBook Airのサイズ・重量の違い
11インチMacBook Air New XPS 13 Graphic Pro 13インチMacBook Air 13
300mm 304mm 325mm
奥行き 192mm 200mm 227mm
高さ 3~17mm 9~15mm 3~17mm
重量 1.08kg 1.19kg 1.35kg

 

接地面積は幅304×奥行き200mm。同じ13.3型の13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルと比べると、面積はおよそ%程度

接地面積は幅304×奥行き200mm。同じ13.3型の13インチMacBook Airと比べると、面積はおよそ82%程度です

 

厚さは最薄部で9mm、最厚部でも15mmと非常にスリム

厚さは最薄部で9mm、最厚部でも15mmと非常にスリム

 

これだけコンパクトだと、標準的なバッグにはスッポリと収まります。A4用紙とほぼ同じですから、ブリーフケースや小さめのカバンでも大丈夫のはず。薄くてスリムですから、ほかの書類と一緒に入れてもかさばりません。

ベゼル幅はわずか5.2mm!

「New XPS 13 Graphic Pro」がコンパクトな理由のひとつとして、液晶ディスプレイのベゼル(フレーム)が非常に細い点が挙げられます。一般的には15~20mm、あるいはそれ以上であることが多いのですが、「New XPS 13 Graphic Pro」はわずか5.2mmしかありません。ベゼル幅が狭くなることで本体サイズがコンパクトになるほか、余計な黒い枠が見えないぶん画面に集中できるというメリットもあります。

 

液晶ディスプレイのベゼル(フレーム)幅はわずか5.2mmしかありません見た目もスッキリとしていてスリムです

液晶ディスプレイのベゼル(フレーム)幅はわずか5.2mmしかありません。見た目もスッキリとしていてスリムです

 

液晶ディスプレイの表面は光沢を抑えたノングレア仕上げ。光の映り込みが目立たないので、長時間利用しても目が疲れにくい効果があります

液晶ディスプレイの表面は光沢を抑えたノングレア仕上げ。光の映り込みが目立たないので、長時間利用しても目が疲れにくい効果があります

 

アルミ&カーボン製で質感の高いボディ

「New XPS 13 Graphic Pro」では天板(液晶ディスプレイの裏面)と底面に、軽くて丈夫なアルミ合金が使われています。ノートパソコンでよく使われる樹脂に比べて手触りがよく、かなり頑丈です。またアルミは熱伝導率が高いため、触った時にヒンヤリとした心地良い感触もあります。

 

天板には軽くて剛性の高い(ねじれに強い)アルミ合金が使われています

天板には軽くて剛性の高い(ねじれに強い)削り出しのアルミ合金が使われています

 

底面もアルミ合金を使用。熱伝導率が高いため、本体内部が高温になっても、効果的に

底面もアルミ合金を使用。熱伝導率が高いため、本体内部が高温になっても効果的に排熱できます

 

パームレストには、軽くて強度の高いカーボンファイバーが使われていました。カーボンはボディの素材として非常に優れているのですが、値段が高いため一部の高級モデルでしか使われていません。このことからも、「New XPS 13 Graphic Pro」はデザインと使い勝手にこだわったモデルであることがわかります。

 

パームレストとキーボード周辺には、軽くて丈夫なカーボン素材が使われています

パームレストとキーボード周辺には、軽くて丈夫なカーボン素材が使われています

 

格子状に編み込まれたカーボンの織り目が見えます。表面はラバー風の加工によりシットリ&サラサラでした

格子状に編み込まれたカーボンの織り目が見えます。表面はラバー風の加工によりシットリ&サラサラでした

キーピッチ19mmで十分な大きさのキーボード

キーボードはテンキーなしの84キー構成です。キーピッチ(キーの大きさを表わす目安)は横19mmで、デスクトップ向けキーボード並みの大きさが確保されています。本体サイズが11.6型とほぼ同じでありながら、キーボードは使いやすいサイズを採用している点がスゴイ。Enterキーはやや小ぶりですが、小さく扱われがちなカーソルキーは十分な大きさでした。

 

New XPS 13 Graphic Proのキーボード。キーピッチは幅19mmで縦18mm

New XPS 13 Graphic Proのキーボード。キーピッチは幅19mmで縦18mm。バックライトも搭載しています

 

キーストロークは浅め(おそらく1mm程度)でしたが、タッチが軽すぎることはなく、軽快に入力できました。前モデルのほうがキーストロークが深かったのですが、キートップの質感については新モデルのほうが高級感があり、筆者的にはこちらのほうが好みです。タッチパッドはキーボードと中心がほぼ同じで、大きく手を動かさずに利用できました。

 

ストロークはやや浅くなったものの、キー自体の操作感や質感は向上しています

ストロークはやや浅くなったものの、キー自体の操作感や質感は向上しています

 

インターフェースは必要十分な構成

「New XPS 13 Graphic Pro」は周辺機器・外部メディアを利用するためのインターフェースとして、USB3.0端子×2とMini DisplayPort端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットを用意しています。端子の数自体はモバイルノートパソコンとして標準的ですが、映像出力端子がHDMI端子ではなくMini DisplayPort端子である点に注意してください。国内で販売されているテレビや液晶ディスプレイの多くはHDMI端子に対応していますが、Mini DisplayPort端子に対応している製品は多くありません。HDMI端子やアナログRGB端子を利用したい場合は、別売りのアダプターを購入するといいでしょう。

右側面には電源コネクターとMini DisplayPort端子、USB3.0端子、ヘッドホン出力が用意されています。その右にあるボタンを押すと、バッテリー残量を5つのLEDの点灯数で確認できます

右側面には電源コネクターとMini DisplayPort端子、USB3.0端子、ヘッドホン出力が用意されています。その右にあるボタンを押すと、バッテリー残量を5つのLEDの点灯数で確認できます

 

左側面にはSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットと、USB3.0端子(充電機能付き)を用意

左側面にはSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットと、USB3.0端子(充電機能付き)を配置

 

CPUや液晶ディスプレイの異なる5種類のモデルを用意!

「New XPS 13 Graphic Pro」には、パーツ構成の異なる5種類のモデルが用意されています。それぞれの違いは、以下の表のとおり。今回試用したのはCPUにCore i5-5200Uを搭載したモデルですが、Windows 8.1の操作はサクサクと快適でした。

 

New XPS 13 Graphic Pro各モデルの違い
プレミアム・高速起動 プレミアム・高速起動 プラチナ・高速起動 プラチナ・タッチパネル・高速起動・QHD+・Office付(即納モデル) プラチナ・タッチパネル・高速起動・QHD+
CPU Core i5-5200U(2.20GHz) Core i7-5500U(2.40GHz)
メモリー 8GB
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD
液晶ディスプレイ 1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応 3200×1800ドット、光沢、タッチ対応
付属ソフト Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13 Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13、Office Personal Premium Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13

 

CPUにはCore i5-5200Uが使われていました

CPUにはCore i5-5200Uが使われていました

 

ブースでは、3200×1800ドットのQHD+表示に対応した、いわゆる「3K」モデルも展示されていました。本体デザインはまったく同じですが、3Kモデルのほうはタッチ対応で、液晶ディスプレイの表面が光沢ありのグレア仕上げになっています。

 

左が1920×1080ドットのフルHDモデルで、右が3200×1800ドットの3Kモデル

左が1920×1080ドットのフルHDモデルで、右が3200×1800ドットの3Kタッチ対応モデル

 

3Kモデルは3200×1800ドットの解像度に対応しています

3Kモデルは3200×1800ドットの解像度に対応しています

 

デスクトップのアイコンやタスクバーの大きさはどちらも同じに見えますが、写真と文字の精細さがまるで違いました。3Kモデルのほうがピクセル数が多くて画素密度が高いぶん、細かい部分までハッキリと映しだされます。またグレア加工の効果によって映像のコントラストが高く、映像がより印象的に映しだされていました。

 

Webページを表示した様子。Windows 8.1のスケーリングやIEのズーム倍率が調整されているので、表示される大きさは同じ程度です

Webページを表示した様子。Windows 8.1のスケーリングやIEのズーム倍率が調整されているので、表示される大きさは同じ程度です

 

こちらは1920×1080ドットの液晶ディスプレイ

こちらは1920×1080ドットの液晶ディスプレイ。文字のドット感を確認できます

 

ややピンぼけしていますが、3200×1800ドットでは

ややピンぼけしていますが、3200×1800ドットでは文字が非常にシャープでドット感が見られません

 

大容量バッテリーで最大15時間の駆動が可能!

「New XPS 13 Graphic Pro」のバッテリー駆動は最大で15時間とされています。個人的にはちょっと大げさに言いすぎなんじゃないかと思ったのですが、バッテリー容量を確認してみたところ、標準的なノートパソコンの1.5~2倍程度もありました。これならかなりの長時間駆動を見込めそうです。疑ってゴメンナサイ。

 

バッテリーレポートでは設計上の(バッテリー)容量が54,000mWhとありました。標準的なノートパソコンは36,000mWh程度ですので、1.5倍はあります

バッテリーレポートでは設計上の(バッテリー)容量が54,000mWhとありました。標準的なノートパソコンは27,000~36,000mWh程度ですので、1.5~2倍の容量があります

 

軽量コンパクトでパワフル、かつスタミナ抜群!

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今回は展示機を試用したため、ベンチマークなどの詳細なテストは行なえませんでした。しかし外観面をチェックしただけでも、非常に魅力的なモデルであることがわかります。軽量かつコンパクトでパワーも十分、しかも長時間駆動が可能となれば、モバイル向けにはピッタリではないでしょうか。価格はもっとも安い「プレミアム・高速起動 」モデルで12万4980円(税別)からとお手頃です。しかもアドビの画像編集ソフト「フォトショップエレメンツ13」と動画編集ソフト「プレミアエレメンツ13」が付属するという太っ腹ぶり。満足の高さでは、いまもっともおすすめのモバイルノートパソコンと言えるかもしれません。

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