「動画編集には高性能なパソコンが必要」と言われます。しかしどのくらいの性能があればいいのかよくわからない人は多いのではないでしょうか。
実際のところ、パソコンに必要な性能は作る動画の種類によって変わります。超高性能な高級パソコンであればなんでも対応できますが、簡単な動画を作ることが目的ならそこまでは必要ありません。たとえるなら高級スポーツカーでコンビニへ買い物に行くようなものですよね。
そこでこの記事では作りたい動画の種類ごとに、快適に作業できるノートパソコンを紹介します。さらにおすすめのソフトも紹介しているので、これから動画編集をはじめたいという方はぜひ参考にしてください。
作りたい動画で選ぶ
フォトムービー作成におすすめのパソコン
「フォトムービー」とは何枚もの写真を切り替えながら再生する動画のことで、「スライドショー」とも呼ばれます。結婚式や運動会など、スマホやデジカメで撮ったイベント写真をまとめて観るのにおすすめです。基本的には写真を並べるだけなので、難しい知識は必要ありません。ソフトのなかには写真を選ぶだけで自動的に動画を作成できるものもあります。
写真を次々に表示するだけなら、スペックの低い格安パソコンでも十分です。しかし動画ファイルの作成に時間がかかるほか、操作が若干もたつくことがあります。ストレスなく作業するならCPUはCore i5以上で、8GB以上のメモリーが使われている機種をおすすめします。
またストレージ(ファイルの保管場所)の容量にも注意しましょう。スマホで撮影した写真は1枚あたり2~4MB程度ですが、枚数が増えるとそのぶん多くの空き容量が必要となります。また動画も2~3分で100~200MB程度になるため、十分な空き容量が必要です。
おすすめソフト
IdeaPad S540 (15)

アルミ素材を使った高品質でスリムなボディと、IPSパネルによる美しい映像が特徴の15インチノートPC。Core i3を搭載した安いモデルもラインナップされていますが、フォトムービー制作に使うのであればCore i5 / i7搭載の高性能モデルがおすすめです。光学ドライブには対応していませんが、外付けドライブを別途購入しても予算を低く抑えられます。
■価格
CPU | メモリー | ストレージ | 税込価格 |
---|---|---|---|
Core i5-8265U | 8GB | 256GB SSD | 6万1446円 |
Core i5-10210U | 8GB | 256GB SSD | 6万2700円 |
Core i5-8265U | 8GB | 512GB SSD | 7万2292円 |
Core i5-10210U | 8GB | 512GB SSD | 7万3656円 |
Core i7-8565U | 8GB | 1TB SSD | 9万0948円 |
Core i7-10510U | 12GB | 1TB SSD | 9万7944円 |
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※2019年11月19日時点
m-Book N520SD-M2SH2

- メーカー:マウスコンピューター
- CPU:Core i7-8550U
- メモリー:8GB
- ストレージ:256GB SSD + 1TB HDD
- 解像度:1920×1080ドット
- グラフィックス:UHD 620
DVDの再生と書き込みが可能な光学ドライブを搭載。作成したフォトムービーをDVDビデオ化したい人に向いています。高速なSSDに加え1TBの大容量HDDも装備しているので、空き容量不足で困る場面は少ないでしょう。このモデルはメモリーが8GBですが、より快適に使いたいなら16GBへのアップグレードをおすすめします。

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Ideapad C340 (15)

液晶ディスプレイが360度回転する2-in-1タイプの15インチノートPC。最上位のCore i7-1065G7はグラフィックス性能が高く動画編集時に有利。さらに16GBメモリーを搭載している上に、SSDは1TBの大容量タイプです。それでいて税込10万円切りは驚異の安さ!
■価格
CPU | メモリー | ストレージ | 税込価格 |
---|---|---|---|
Core i5-8265U | 8GB | 256GB SSD | 6万1732円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 256GB SSD | 6万3074円 |
Core i5-8265U | 8GB | 512GB SSD | 7万2600円 |
Core i5-1035G1 | 8GB | 512GB SSD | 7万4052円 |
Core i7-8565U | 8GB | 512GB SSD | 8万1950円 |
Core i7-1065G7 | 16GB | 1TB SSD | 9万3423円 |
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※2019年11月19日時点
ThinkPad E590:プレミアム・FHD 大容量SSD搭載

税込8万9650円
■スペック
- メーカー:レノボ
- CPU:Core i7-8565U
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- 解像度:1920×1080ドット
- グラフィックス:UHD 620
Core i7 + 16GBメモリー構成の15インチとしては最安クラス。さらにSSDは512GBと容量が大きい上に、GPUとしてRadon RX 550X (非ゲーム用)を搭載しています。キーボードも使いやすく、動画編集以外の作業にもおすすめです。

※2019年11月19日時点
DVD・ブルーレイ制作におすすめのパソコン
ビデオカメラで撮影した動画からDVD/ブルーレイプレーヤー用のディスクを作るなら、オーサリング・ライティング機能付きの動画編集ソフトを使います。ちょっと難しそうですが、「ストーリーボード」と呼ばれる簡易編集機能を使えばフォトムービーと同様に動画を並べるだけでもOKです。
ビデオカメラで撮影した動画素材はファイルサイズがとても大きく、フルHDなら1分で100MB前後になることもあります。DVD向けに編集/変換するとファイルサイズは若干小さくなりますが、それでも再生時間が長くなれば最終的な動画ファイルが1~2GBを超えることも少なくありません。そのため、大容量HDDを搭載した機種をおすすめします。
また動画素材を使った編集作業には、高いCPU性能と大容量メモリーも必要です。Core i7-8550U+8GBメモリーの薄型ノートパソコンでも作業は可能ですが、動画の規模が大きくなるほど動作が遅くなってしまいます。デスクトップPC並みに高性能なCore i7-8750H / 9750H搭載機種を選びましょう。
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i7-9750H | 2699 |
Core i7-8750H | 2625 |
Core i7-1065G7 | 1659 |
Core i5-1035G4 | 1649 |
Core i5-1035G1 | 1370 |
Core i7-8565U | 1351 |
Core i5-10210U | 1263 |
Core i5-8265U | 1257 |
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
おすすめソフト
VAIO S15

デスクトップPC並みにパワフルでありながら、比較的リーズナブルな点が特徴。メモリーやストレージの容量が大きいので、高度な処理でも快適にこなせます。このままでも十分すぎる性能ですが、メモリー容量やストレージをさらにパワーアップできる点もポイント。初心者~中級者にイチオシの機種です。

LAVIE Direct NEXT Core i7構成

15インチのハイスペックノートPCとしては大人気のモデル。大手国内ブランドのモデルだけあって、安心感が魅力です。購入時にCPUを選べますが、DVD作成用には高性能なCore i7-8750Hを選んでください。
ユーチューブ動画制作におすすめのパソコン
YouTubeやニコニコ動画など配信サービス向けに動画を作るなら、パワフルなパソコンと高度な編集ソフトの組み合わせをおすすめします。家庭向けの簡易ソフトでも作れることは作れますが、人気動画のような細かなカット割りやテロップを多用するなら本格的な編集ソフトが必要です。
人気YouTuberの動画制作環境を調べると、Windows派にはAdobe Premiere Proが人気のようです。Adobe Premiere ProはMacでも利用できますが、より手軽なFinal Cut ProがMac派の人気YouTuberによく使われています。どちらもGPU(専用グラフィックスチップ)による処理の高速化が可能です。
そのほかの本格派動画編集ソフトとしてはEDIUS ProやVegas Proなども人気です。EDIUS Proは4K/HDR動画などに対応するより本格的なプロ向けのソフトで、ノートパソコンよりもデスクトップPCで使うのに適しています。Vegas Proは知名度が低く通常価格が高いのですが、激安セットなら異常なほど安く入手可能です。
おすすめソフト
Vegas Pro
高度なプロ向けの機能に対応しながらも動作が軽い動画編集ソフト。価格は若干高めですが、毎月月末近くになると大幅に値引きされます。

m-Book W

17.3インチの大きな画面を搭載したハイエンドノートPC。GPUとしてGeForce GTX 1650を搭載しており、高度な動画編集に向いています。標準では8GBメモリー + 256GBの構成ですが、作業を快適に行なうなら16GBメモリー+ SSD + HDDの構成がおすすめ。

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HP Pavilion Gaming 15 クリエイターモデル (2018年)

高性能CPUと4Kディスプレイを搭載したモデル。2018年発売でCPUやGPUはひと世代前のものが使われていますが、性能的にはまだまだ現役レベルです。本来はゲーム用の機種ですが、デザインがそれほど派手ではないので、普段使いにもピッタリ。

HP Pavilion Gaming 15 クリエイターモデル (2019年)

上記HP Pavilion Gaming 15の最新モデル。最新のCPUとGPUが使われているので、パフォーマンスはこちらのほうが上です。特に4Kディスプレイ搭載のクリエイターモデルではGPU性能が大きくアップしているので、動画の変換や出力時に威力を発揮するでしょう。
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ThinkPad X1 Extreme プレミアム UHD搭載

高いパフォーマンスと堅牢性で人気のThinkPadシリーズのクリエイティブ向けモデル。最小構成モデルは税込21万円台からですが、動画の品質にこだわるなら色域の広い4Kモデルがおすすめです。
おすすめポイント

広色域&HDR対応
オプションとして用意されている4KディスプレイはAdobe RGBカバー率100%で色域が広く、プロレベルの動画/画像制作に向いています。またHDR(Dolby Vision)対応で、色が非常に鮮やか!

15インチMacBook Pro

- メーカー:Apple
- CPU:第8世代6コアCore i7
- メモリー:16~32GB
- ストレージ:256GB~4TB SSD
- 解像度:2880×1800ドット
- グラフィックス:Radeon Pro 555X/560X
クリエイターに人気の高いAppleの高品質ノートパソコン。量販店や大手通販サイトでも販売されていますが、Apple公式サイトならCPUやメモリー/ストレージの容量をとことんパワーアップできます。本体デザインが優れている上に、画面が美しい点もポイント。標準ではSSD容量が少ないので容量をアップグレードするか、外付けHDDの利用をおすすめします。
お得に買うコツ
Appleの公式サイトでは、たまに「Mac整備済製品」と呼ばれる商品が特別価格で販売されています。これは未開封の新品ではなく、展示品や返品された商品をキレイにして売りに出されたもの。品質は厳重にチェックされているので、新品同様の状態で入手できます。現在はCPU性能が劣る旧モデルが中心ですが、新モデルが売り出されるかもしれないので、チェックしてみてください。

ということで、今回は動画編集におすすめのノートパソコン全6機種とおすすめの動画編集ソフトを紹介しました。
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