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MacBook Pro(Early 2015)のCPUは28W版Core i5-5257U/i5-5258U/Core i7-5557U!

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Broadwell世代のCPUを搭載した新型MacBook Proが発表されました。大方の予想通り、28W版のCore i5 Uシリーズを搭載しているようです。そこで今回は新旧モデルのCPUの違いについて紹介します。

MacBook Pro(2015 Early)は28W版のCore i Uシリーズを搭載

まずは新型MacBook Proに搭載されているCPUについて比較してみましょう。なお今回発表されたのは13インチモデルのみで、クアッドコアCPUのHシリーズを搭載した15インチ版の新モデルは見送られています。

 

Appleの公式サイトを確認すると、CPU(プロセッサ)については以下のように書かれています。

アップル公式サイトより、CPUに関する情報

MacBook Pro 13インチモデルのCPU情報(Apple公式サイトより)

 

まとめると、以下のようになります。

MacBook Pro(Early 2015)のCPU
Core i5(下位・中位モデル) Core i5(上位モデル/下位・中位モデルCPUオプション) Core i7(全モデルCPUオプション)
動作周波数 2.7GHz 2.9GHz 3.1GHz
最大動作周波数 3.1GHz 3.3GHz 3.4GHz
キャッシュメモリー 3MB 4MB
内蔵グラフィックス Intel Iris Graphics 6100

 

Broadwell世代のCPUのなかで、上記に該当するのは28W版のUシリーズです。

Broadwell世代の28W版Uシリーズ
Core i5-5257U Core i5-5287U Core i7-5557U
動作周波数 2.7GHz 2.9GHz 3.1GHz
最大動作周波数 3.1GHz 3.3GHz 3.4GHz
キャッシュメモリー 3MB 4MB
内蔵グラフィックス Intel Iris Graphics 6100
TDP 28W

 

「28W版」というのは、TDP(消費電力量の目安)が28Wであることを表わします。一般的にモバイルノートPCで使われるのはTDPが15W版のCPUですが、28W版は消費電力が大きいぶん15W版よりも高い性能を持っています。

Broadwell世代とHaswell世代の違いは動作周波数と内蔵グラフィックス

続いて、新型MacBook Proに搭載されているBroadwell世代のCPUと、前モデルMacBook Pro(Mid 2014)に搭載されているHaswell世代のCPUを比較してみましょう。

Broadwell世代とHaswell世代のCore i5の違い
CPU名 Core i5-5257U Core i5-5287U Core i5-4278U Core i5-4308U
開発コード Broadwell Haswell
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 2.7GHz 2.9GHz 2.6GHz 2.8GHz
最大動作周波数 3.1GHz 3.3GHz 3.1GHz 3.3GHz
TDP 28W
キャッシュメモリー 3MB
グラフィックス Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵) Intel Iris Graphics 5100(CPU内蔵)

 

Broadwell世代とHaswell世代のCore i7の違い
CPU名 Core i7-5557U Core i7-4558U Core i7-4578U
開発コード Broadwell Haswell
コア数/スレッド数 2/4
動作周波数 3.1GHz 2.8GHz 3GHz
最大動作周波数 3.4GHz 3.3GHz 3.5GHz
TDP 28W
キャッシュメモリー 4MB
グラフィックス Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵) Intel Iris Graphics 5100(CPU内蔵)

 

上記の表を見ると、Broadwell世代のCPUは定格動作周波数が0.1GHz程度上昇し、内蔵グラフィックスがIntel Iris Graphics 5100からIntel Iris Graphics 6100へと変更されたことがわかります。さらにインテルの発表によると、省電力性能が向上しているとのこと。実際MacBook Pro 13″(Early 2015)ではWi-Fi利用時のバッテリー駆動時間が10時間と、前モデルよりも1時間長くなっています。

CPUの処理能力とグラフィックス性能が向上

Broadwell世代のCPUはHaswell世代よりも動作周波数がわずかに上昇した程度ですので、計算性能自体もそれほど向上しているわけではありません。PassMarkのスコアで見ると、ほんのわずかです。ただしこのスコアについては日々変わっているため、検証台数が増えれば差が大きくなる可能性があります。

データ参照元:PassMark

データ参照元:PassMark CPU Benchmarks

 

グラフィックス性能については、比較的大きくパワーアップしています。ただ体感速度が劇的に変わることはなく、普通に使っているぶんには違いは感じないかもしれません。

3DMark Fire Strikeスコア
Intel Iris Graphics 6100 900~1000
Intel Iris Graphics 5100 600~900

 性能はほぼ変わらないながらも、最大5万円以上の値上げ

新しいMacBook Pro 13″は、下位モデルの標準構成価格が14万4800円(税別)です。前モデルが12万8800円だったので、1万6000円値上げしました。CPUをCore i7、ストレージを1TB、メモリーを16GBにカスタマイズした最強構成になると31万4800円にもなり、前モデルの最強構成と比べると5万円以上も値上がりしています。タッチパッドが改善されているとは言え、性能はほとんど変わらないのに値上げするのは少々厳しいところでしょう。円安の影響によるものだと思われますが、新型MacBook Proはコストパフォーマンスが大きく低下しています。特に問題がないなら、前モデルを選ぶべきではないでしょうか。

https://little-beans.net/exposition/mbp15-mid2015/


https://little-beans.net/gadget/macbook-air-2015-cpu/

記事を書いた人
こまめブログ

元雑誌・書籍編集者からPC系フリーライターを経て、レビューブロガーとして活動しているオジサンです。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月。安いガジェットやPCをよく買いあさっています

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