HPから15.6インチのスタンダードノートPC「HP Pavilion 15-eh0000」が発売されました。最大のポイントは、コスパに優れるAMDの第3世代Ryzenモバイル4000シリーズを搭載している点。インテルのCore iプロセッサーよりも高性能ですが、値段は税込5万円台からとリーズナブルです。
標準モデルの値段
APU / メモリー / SSD | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 3 4300U/ 8GB /256GB | 5万9400円 |
Ryzen 5 4500U / 8GB / 512GB | 7万0400円 |
Ryzen 5 4500U / 16GB / 512GB ※注文画面でカスタマイズ | 7万5900円 |
Ryzen 7 4700U / 16GB / 1TB | 9万5700円 |
※2020年12月18日時点
HP Pavilion 15-eh0000には、値段の安い「限定モデル」も用意されています。 購入に特別な条件はなく、公式サイトから普通に購入可能です。スペックも変わらないので、こちらのほうがオススメ。
限定モデルの値段
APU / メモリー / SSD | 税込価格 |
---|---|
Ryzen 3 4300U/ 8GB /256GB | 5万8850円 |
Ryzen 5 4500U / 8GB / 512GB | 6万8200円 |
Ryzen 5 4500U / 16GB / 512GB ※注文画面でカスタマイズ | 7万3700円 |
Ryzen 7 4700U / 16GB / 1TB | 9万3500円 |
※2020年12月18日時点
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HP Pavilion 15-eh(AMD)限定モデル販売ページ
HP Pavilion 15-eh0000の注目ポイント
コンパクト&スリムで上質なボディ
15.6インチサイズのノートPCは熱くて大きくて無骨なデザインの機種がとても多いのですが、HP Pavilion 15-eh0000の外観はとても洗練されています。接地面積はB4サイズよりも小さく、高さは2cm程度。天板とパームレストには頑丈かつ手触りのいいアルミ素材が使われており、高級感のある仕上がりです。もともとHP Pavilion 15シリーズは軽量コンパクトな機種でしたが、新モデルではさらに軽く&小さくなりました。
本体カラーはフォグブルーとセラミック・ホワイトの2色
パームレストもアルミ製。指紋センサーも用意されています
Ryzen 4000シリーズは非常に高性能
HP Pavilion 15-eh0000で使われているRyzenモバイル4000シリーズは性能が高く、ベンチマークテストではインテルの同価格帯の機種を大きく上回っています。最新のインテル第11世代Core iプロセッサーではグラフィックス処理が向上していますが、ゲームやクリエイター向けソフトを使わないのであればRyzenシリーズのほうが有利です。
CPUの性能比較 ※スタンダードPC向け
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Ryzen 7 4700U |
2798
|
Ryzen 5 4500U |
2259
|
Core i7-1165G7 |
2002
|
Core i7-1065G7 |
1625
|
Ryzen 3 4300U |
1581
|
Core i7-10510U |
1486
|
Core i5-1035G4 |
1480
|
Core i5-1035G1 |
1456
|
Core i5-10210U |
1435
|
Core i3-10110U |
918
|
Athlon Silver 3050U |
624
|
Celeron N4120 |
435
|
Celeron N4020 |
328
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
タッチ対応&色鮮やかなIPSグレアパネル
画面は15.6インチで解像度は1920×1080ドットのフルHD。表面は光沢ありのグレア仕上げです。映り込みは生じますが、非光沢のノングレア仕上げよりも色にメリハリがあるのが特徴。写真や動画を楽しむのに向いています。
またタッチ対応なので、画面上のボタンやメニューを指で操作できます。細かな作業には向きませんが、マウスがなくても操作できるのは便利です。
インターフェースは少なめ
周辺機器接続用のインターフェース(端子)類は、フルサイズのUSB端子が2ポート、Type-C(PD、映像出力対応)が1ポート。あとは映像出力用のHDMIとmicroSDカードスロット、ヘッドホン端子の構成です。据え置き用の15.6インチとしてはやや少なめなので、インターフェースを拡張するType-Cハブを利用するといいでしょう。
HP Pavilion 15-eh0000のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080(IPS、光沢) |
CPU | ・Ryzen 3 43000U ・Ryzen 5 4500U ・Ryzen 7 4700U |
メモリー | ・8GB(4GB×2) ・16GB(8GB×2) |
ストレージ | ・256GB SSD ・512GB SSD ・1TB SSD |
LTE | 非対応 |
インターフェース | USB 3.1 Gen2 Type-C USB 3.1 Gen1×2 HDMI microSDカードスロット ヘッドホン端子 |
幅×奥行き×高さ | 360×234×20.0mm |
重量 | 1.71kg |
バッテリー | 最大7時間30分 |
オフィス | ・なし ・オプションで追加可能 |
※2020年12月18日時点。構成は変更される場合があります
他機種との違い
他社の15.6インチRyzenモバイル4000シリーズ搭載機種としては、デルのInspiron 15 5000(5505)が挙げられます。発売から半年以上たって値下がりしているので、価格的にはデルのほうが有利です。しかし標準では16GBメモリーモデルが用意されていないため、自分でメモリーを増設する必要があります。その点HP Pavilion 15-eh0000のほうがパーツ構成的には高スペックで、改造なしでも高いパフォーマンスを期待できます。
デルのInspiron 15 5000 (5505)
他機種との比較 ※オフィスなし
他機種との比較 ※オフィスあり
高性能モデルをお手軽&お手頃に入手したい人におすすめ
普段使いや軽めのビジネスに利用するなら、HP Pavilion 15-eh0000のRyzen 3モデルがおすすめです。性能的にはインテルのCore i5/i7レベルですので、下位モデルでも十分快適に利用できるでしょう。
ビジネスでガッツリ使うならRyzen 5モデルあたりでOK。SSDの容量も大きいので、容量不足で困る場面は少ないはずです。
重いソフトを使ったり、とにかく高いスペックを求めるならRyzen 7モデルを選んでください。標準で16GBメモリーと1TB SSDを搭載しているので、改造なしで高性能なノートPCを入手できます。
値段は最安というわけではありませんが、コスパの高さは十分満足できるレベルです。大容量のメモリーとSSDを手軽に活用したい人におすすめします。
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HP Pavilion 15-eh(AMD)限定モデル販売ページ
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