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マウス m-Book J 2018年モデル レビュー:LTEにも対応する高コスパなモバイルノートPC

マウスコンピューター m-Book J 2018年モデル レビュー

 

マウスコンピューターのm-Book J 2018年モデル(m-Book J350/370シリーズ)は、コスパと拡張性に優れた13.3型モバイルノートPCです。豊富なインターフェース(端子類)を装備している上に、大容量のメモリーやストレージに対応しています。

 

m-Book Jの概要

【主なスペック】CPU:第8世代Core i5/i7 / メモリー:8/16GB(最大32GB) / ストレージ :500GB HDD または 128GB~1TB SSD/液晶ディスプレイ:13.3型1920×1080ドット

m-Book Jの特徴

モバイルとして人気の13.3インチ

モバイルとして人気の13.3インチ

モバイル向けとしてはスタンダードな13.3インチタイプ。重量は1.5kgでバッテリー駆動時間は8.3時間。安いながらもまずまずの携帯性です。

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豊富なインターフェース

豊富なインターフェース

有線LANやVGA(D-sub15ピン)に対応。変換アダプターは不要で、外出先の機器にも柔軟に対応できます。

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SIMフリーのLTE通信に対応

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SIMフリーのLTE通信対応モデルなら、場所を選ばずどこでもネットを利用できます。MVNOの格安SIMもOK!

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今回はメーカーからお借りした実機を使って、m-Book Jの本体デザインや使い勝手、性能などをレビューします。

 

 

m-Book J 2018年モデル

m-Book J 2018年モデル

税込9万円台半ばから

 

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ちなみにご存知の方も多いかもしれませんが、マウスコンピューターは国内のPCメーカーです。最近では乃木坂46のメンバーを起用したテレビCMなどで話題を集めていますが、以前より国内生産による高い品質や24時間365日の電話サポート対応などで多くのユーザーから支持されています。

 

※クリックで動画再生

 

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スペックとラインナップ

m-Book Jの種類について

m-Book JにはCPUに第8世代のCore i5/i7搭載のJ350/J370シリーズと、Celeron 3865Uを搭載したJ320シリーズの3種類が用意されています。違いは解像度やストレージ構成などで、本体デザインや使い勝手はほぼ同じ。この記事で取り上げているのは、高性能なほうのJ350/370シリーズです。

 

m-Book Jシリーズの構成

m-Book J320 m-Book J350 m-Book J370
CPU Celeron 3865U Core i5-8250U Core i7-8550U
解像度 1366×768ドット 1920×1080ドット
ストレージ SSDまたはHDD(SATA) SSDまたはHDD(SATA)+M.2 SSD

※2018年6月8日時点。構成や価格は変更される場合があります

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m-Book J350/370のスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i5-8250U / Core i7-8550U
メモリー 8 / 16GB(最大32GB)※カスタマイズ可
ストレージ 500GB HDD または 128GB~1TB SSD ※カスタマイズ可
グラフィックス Intel UHD Graphics 620
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型、1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0×3、HDMI、VGA(D-sub15ピン)、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力
セキュリティ機能 セキュリティースロット、TPM 2.0
カメラ 100万画素
サイズ/重量 幅324×奥行き234×高さ25mm/約1.5kg
バッテリー駆動時間 8.1時間

※2018年6月8日時点。構成や価格は変更される場合があります

m-Book Jのラインナップ

m-Book JにはCore i5搭載モデルが7機種、Core i7搭載モデルが6機種用意されています。それぞれの違いはメモリー容量やストレージ構成、LTEの有無などです。

 

Core i5モデル

m-Book J350EN
Core i5 8GBメモリー 500GB HDD 税込9万4824円
m-Book J350SN-S2
Core i5 8GBメモリー 240GB SSD 税込10万0224円
m-Book J350SN-S2-LTE
Core i5 8GBメモリー 240GB SSD LTE対応 税込11万1024円
m-Book J350SN-M2SH2
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD 税込10万5624円
m-Book J350SN-M2S5
Core i5 8GBメモリー 512GB SSD 税込10万5624円
m-Book J350SN-M2SH5-C
Core i5 8GBメモリー 512GB SSD 1TB HDD 税込11万1024円
m-Book J350SN-M2SH2-LTE
Core i5 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD LTE対応 税込12万1824円

※2018年6月8日時点。構成や価格は変更される場合があります

 

Core i7モデル

m-Book J370SN-S2
Core i7 8GBメモリー 240GB SSD 税込11万1024円
m-Book J370SN-S2-LTE
Core i7 8GBメモリー 240GB SSD LTE対応 税込12万7224円
m-Book J370SN-M2SH2
Core i7 8GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD 税込12万1824円
m-Book J370SN-M2SH2-C
Core i7 16GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD 税込13万0464円
m-Book J370SN-M2S5
Core i7 8GBメモリー 512GB SSD 税込12万1824円
m-Book J370XN-M2SH2
Core i7 16GBメモリー 256GB SSD 1TB HDD 税込13万2624円

※2018年6月8日時点。構成や価格は変更される場合があります

 

8GBメモリーと240GB SSDの組み合わせだと値段は標準的ですが、512GB SSDやSSD+HDDのデュアルストレージ構成になるとお買い得感がかなり増します。他社製品では上位パーツを選ぶと割高感が増しますが、m-Book Jはハイスペックであるほどコスパが高くなるのです。

 

また基本モデルをベースに、CPUやメモリー、ストレージなどをアップグレード可能です。たとえばCPUはCore i7-8550Uでメモリー容量は32GB、ストレージは1TB NVMe SSD+2TB HDDといった、モバイルノートPCではありえない超ハイスペック構成にも対応しています。

SIMフリーのLTE通信に対応

一部の機種は、SIMフリーのLTE通信に対応しています。あとからLTE機能を追加することができませんので、必要な場合は購入時に対応モデルを選んでください。

 

LTEの対応バンドは1/3/19/21で、MVNOの格安SIMを含むドコモ/au/ソフトバンク回線のどれでも利用できます。3G回線はバンド1/19の構成。LTEモジュールはTelitのLN930-APで、スペック上では最大転送速度がLTEカテゴリー4の150Mbps。CA(キャリアアグリゲーション)には非対応です。

 

SIMスロット

SIMカードスロットはバッテリー収納スペースの側面に設置されています

 

対応カードは、標準SIMカードのみです。公式サイトや添付の説明書には「microSIMやnanoSIMをご使用の場合は、カード形状に対応する標準SIM変換アダプターが別途必要になります」と明記されていますが、アダプターの利用はおすすめしません。なぜなら実際に変換アダプターを利用したところ、カードが抜けなくなってとても苦労したからです。

 

SIMカードのサイズ

対応サイズは標準SIM。アダプターを利用するとカードが抜けなくなるので(体験済み)、標準SIMを用意しましょう

 

もし変換アダプターを使ってSIMカードが抜けなくなった場合は、SIMピンを使ってカードの左右の側面を少しずつズラしてみてください。筆者は5分間くらいこの作業を続けて、ようやく抜けました。標準SIMカードであればこのような苦労は必要なく、グイッと押し込むだけでカードが出てきます。

モバイルPCとしてはやや大きい

m-Book J シリーズ2018年モデルの本体デザイン

ナチュラルな印象のデザイン

m-Book JはパワフルなノートPCですが、そんな力強さを感じさせないさわやかなデザインです。本体カラーは明るいホワイトで、シルバーやブラックよりもナチュラルな雰囲気。ボディの材質は樹脂ですが表面にヘアライン加工のような処理が施されており、見た目からは安っぽさは感じられません。

 

本体カラー

基本カラーはホワイトでベース部分がブラックのツートンカラー

 

天板の素材

天板の素材には樹脂が使われています。無数の細かな線が刻み込まれており、指紋がほとんど目立ちません

 

キーボード面のデザイン

キーボード面も樹脂製で、天板と同じ仕上がり

 

底面部のデザイン

ブラックのベース部分

 

バッテリーは取り外し可能

バッテリーは取り外し可能で、劣化して容量が減ったら自分で交換できます

 

ボディの素材に使われている樹脂は、金属ほど丈夫ではありません。しかしm-Book Jでは、気になるほどのたわみや歪みは感じられませんでした。おそらくケース内部の構造がしっかりしているのでしょう。バッグに入れて持ち運ぶ程度なら、問題ないはずです。

 

ボディの堅牢性

片側に強い力をかけても、歪みやきしみは感じられませんでした。しかし樹脂製ボディは堅牢性がそれなりですので、ていねいに扱うことをおすすめします

13.3型としてはちょっと大きい

設置面積は幅324×奥行き234mmです。手元にあるいくつかの13.3型ノートPCと比べたところ、ひと回り大きめでした。とは言うものの、普通のバッグであれば難なく収まるでしょう。

 

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

A4用紙とB5ノートとの大きさ比較

 

サイズ感

ほかの13.3型モデルに比べて、ひと回り大きい印象です

 

高さ(薄さ)の公称値は22.5mmで、突起(ゴム足など)を含めた場合は25mmとのこと。実際の高さを測ったところ、公称値よりもわずかに短い24mmでした。やはり、ほかの13.3型モデルと比べると厚めです。

 

本体の厚さ

ゴム足を含めた実際の高さは24mmでした

 

モバイルとしては厚い

13.3型モバイルとしてはやや厚め。他社の軽量薄型なハイエンドモデルと5mm以上違います

重量は持ち運べる範囲内

重量の公称値は1.5kgで、実測値は約1.44kgでした。モバイルノートPCは1.0~1.2kgのモデルが多く、標準値よりはやや重めです。ただし、個人的には持ち運べる範囲内の重さだと思います。

 

実際の重さ

重量の実測値は1.436kg

 

電源アダプター込みの重さ

電源アダプター込みでは1.651kgでした

 

モバイルとしては重い

モバイルノートPCとしてはやや重いのですが、持ち運べる範囲内です

見やすくて発色のいい画面


m-Book J シリーズ 2018年モデルの液晶ディスプレイ

13.3型のフルHDディスプレイ

液晶ディスプレイのサイズは13.3型で、解像度は1920✕1080ドットのフルHD。このタイプのモバイルノートPCとしては、標準的なスペックです。

 

液晶ディスプレイのサイズと解像度

モバイルノートPCとしては人気の高い13.3型ディスプレイを採用。解像度は1920✕1080ドットのフルHD

 

液晶ディスプレイのベゼル(枠)は、いまどきのモバイルノートPCとしてはやや太めでした。ベゼルが狭いほうがデザインがスッキリしていて作業に集中しやすいのですが、m-Book J ではベゼルが白なのであまり気になりません。またベゼル部分が太いことで十分な剛性(ねじれに対する強さ)も確保されています。

 

ベゼル幅

液晶ディスプレイのベゼル幅は実測で左右14.5mm、上部19mm

作業がはかどる非光沢パネル

液晶ディスプレイの表面は、非光沢のノングレア仕上げです。余計な映り込みが目に入らないので、集中して作業できます。また映り込みは眼精疲労の原因のひとつとも言われており、長時間の作業には映り込みを抑えた非光沢ディスプレイがおすすめです。

 

光の映り込み

映り込みを抑えたノングレアディスプレイ

 

グレアパネルの映り込み

光沢ありのグレア加工では角度によっては光や室内が映り込むため、画面に集中できないことがあります ※写真は別の機種

 

視野角

写真ではだいぶ暗く写っていますが、視野角はそれほど狭くはありません。ただし画面が多少暗くはなります

メリハリのある見やすい映像

写真を表示して色合いをチェックしたところ、違和感のない自然な色で表示されました。非光沢ディスプレイでは表面処理の影響でコントラストが低く感じることがあるのですが、m-Book Jでは色にメリハリがあります。文字もかすんで見えることはありません。若干輝度が低い印象ですが、作業には十分な明るさです。

 

写真の色合い

写真を表示した様子。発色は自然ですが、やや暗めの印象を受けました

 

ガンマカーブ

液晶ディスプレイのガンマカーブ。色のバランスは良好です

普通に使えるキーボード

m-Book J シリーズ 2018モデルのキーボード

一部のキーが長い

キーボードはテンキーなしの日本語配列です。キーピッチ(キーとキーの間隔)は理想とされる19mmよりわずかに短い18.75mm。キー自体の大きさは14.5mmで数値的にはもう少し余裕がほしいところですが、特に違和感なくタイプできました。

 

m-Book J シリーズ 2018モデルのキーボード

m-Book Jのキーボード。キーピッチは18.75mm

 

キー配列はほぼ標準的なのですが、Enterキー左隣のキーだけ長くなっています。そのぶん、Enterキーがちょっと遠く感じました。多少の違和感はありますが、キーが小さくて打ちづらいよりはいいのかもしれません。

 

キー配列

Enterキー左隣のキーが長くなっています。右Shiftキーの場所もちょっと残念

キーストロークは1.5mm

キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mmです。モバイルノートPCのなかには1.2~1.4mm程度のモデルもあることを考えれば、なかなか優秀だと言えます(キーストロークが深いほどタイプ感が優れると言われているため)。

 

キーを押した瞬間のクリック感はやや固めですが、押し込む強さはとても軽く感じました。タイプ時に確かな手応えを感じられますが、長時間使ってもあまり疲れないでしょう。

 

キーのタイプ感

キーストロークは1.5mm。クリック感がやや強く、確かな手応えを感じられます

 

キーのタイプ音は静かですが、聞こえないほどではありません。指を横にすべらせるようにして打つと、「タスタスタス」といった感じの音が聞こえます。指を打ち下ろすようにしてタイプすると「ドスドスドス」と響くので、静かな場所では少し意識して弱めに入力するといいでしょう。

 

キーのタイプ音

キーのタイプ音は静かですが、打ち下ろすようにして入力するとやや響きます

 

電源ボタンの位置

電源ボタンはキーボードの右上

タッチパッドはボタン分離型

タッチパッドはサラサラとした手触りです。指に合わせてカーソルもキビキビ動くので、ストレスなく操作できました。パッドとボタンがわかれているので奥行きがやや短いのですが、誤クリックが少なくてすむというメリットがあります。

 

タッチパッド

パームレストはややザラつきがあるのに対して、タッチパッドはサラサラとした手触り。マルチジェスチャーもキビキビと動作します

豊富なインターフェースを用意


m-Book J シリーズ 2018年モデルのインターフェース

有線LAN端子とVGA端子を装備

周辺機器接続用の端子類としては、USB3.0×3、HDMI、VGA(D-sub15ピン)、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力が用意されています。USB Type-Cには対応していませんが、ビジネスシーンで利用することがある有線LANとVGA端子を用意しているのはありがたいですね。

 

 

左側面

左側面には1000BASE-T対応有線LAN、HDMI、SDメモリーカードスロット、USB3.0

 

右側面

右側面には、ヘッドホン出力/マイク入力、USB3.0✕2、VGA端子、電源コネクター、セキュリティースロット

 

Webカメラ

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは100万画素

サウンドのクオリティーは残念

スピーカーは底面部の左右に配置されています。実際に音楽を聴いて音質をチェックしてみましたが、いかにも普通のノートPCレベルのクオリティーでした。音はややこもった感があり、迫力もいまひとつです。動画視聴やビデオチャットには十分ですが、音楽をじっくり楽しむなら外付けスピーカーやヘッドセットの利用をおすすめします。

 

底面部のスピーカー

底面部のスピーカー

Core i5でも高いパフォーマンス


m-Book Jシリーズ 2018年モデルのパフォーマンス

m-Book Jのベンチマーク結果

今回のテストでは、以下のスペックのモデルを使用しました。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミングによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。

 

テスト機の主なスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i5-8550U
メモリー 8GB
ストレージ 240GB HDD
グラフィックス Intel HD Graphics 620

 

CrystalDiskMark

256GB SSD(SATA接続)のアクセス速度

 

CINEBENCH R15

CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果

 

PCMark 10

作業の快適さを計測する「PCMark 10」の結果

 

動画の変換にかかった時間は以下のとおり。クアッドコアCPUを使っているだけあって、なかなか優秀です。テスト機はCore i5-8250Uを搭載していましたが、一部のCore i7-8550U搭載モデル(薄型モバイル系)よりも優れています。

 

動画変換にかかった時間

x264 QSV
13分47秒 8分51秒

 

テスト機ではCPUにCore i5-8550Uが使われていましたが、全体的に非常に優れた結果が出ています。特にCINEBENCHのマルチコア性能(CPU性能)については、ワンランク上のCore i7-8550Uと同等レベルです。本体サイズが大きいぶん内部に熱がこもりにくく、CPUの性能を十分引き出せているのでしょう。

 

実際に使ってみてもストレスを感じることはなく、サクサクと快適に利用できました。一般的な作業であればCore i5でも十分です。

バッテリー駆動時間は短い?

カタログ上では、バッテリー駆動時間は約8.1時間とされています。実際の駆動時間を計測したところ、以下の結果となりました。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果

BBenchによる計測 6時間
PCMark 8による計測 5時間2分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

 

BBenchによるテストでは駆動時間がやや短いものの、負荷の高いPCMark 8でもほぼ5時間動作したのはなかなか優秀です(8時間以上の駆動時間を謳うモバイルノートPCでも、5時間を切る機種は少なくないため)。

本体の熱は気にならない

ベンチマーク中のCPU温度を確認したところ、最大で80度にまで達していました。高温ではありますが、CPUの限界温度(100度)までには余裕があります。

 

CPU温度

FF14ベンチ実行中のCPU温度

CPU温度は高いのですが、本体の温度は低めです。特に待機中では熱をほとんど感じませんでした。

 

キーボード面の温度

キーボード面の温度

※本体温度の計測方法はコチラ

駆動音は比較的静か

簡易騒音計で利用中の駆動音を計測したところ、標準的な利用では気になるレベルではありません。ネット利用時や動画視聴時は、非常に静かです。

 

駆動音の計測結果(室温20度前後)

電源オフ時 36.8dBA
待機中 36.9dBA 無音
動画視聴 37.0dBA ほぼ無音だが、耳を近づけるとファンの駆動音がわずかに聞こえる
動画変換 41.2dBA 排気音がハッキリと聞こえるが、目立つほどではない
3Dゲーム 40.9dBA 排気音がやや聞こえる

※駆動音の計測方法はコチラ

SSD搭載なら起動が早い

電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの時間を計測したところ、平均で12.58秒という結果でした。これだけ起動時間が短ければ、スグに作業に取りかかれます。HDD搭載モデルでは1分程度かかることもあるので、SSD搭載モデルを強くおすすめします。

 

起動時間の計測結果(手動による計測)

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
12.5秒 12.7秒 12.6秒 12.5秒 12.6秒 12.58秒

消費電力は低め

さまざまな作業での消費電力をワットチェッカーで計測したところ、以下の結果となりました。試用機ではCore i5が使われていたので、Core i7だともう少し消費電力が大きくなるかもしれません。

 

1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)

待機中 動画視聴 動画変換 3Dゲーム
9.6W 15.6W 33.6W 32.4W

※消費電力の計測方法はコチラ

性能とコスパを重視したい人に

ということで、今回はマウスコンピューターのm-Book Jシリーズ 2018年モデルのレビューをお届けしました。

 

同クラスの他社製品に比べるとやや重く、サイズが大きいのは残念です。しかしそのぶん拡張性とパフォーマンスに優れるのは大きなメリットではないでしょうか。

 

m-Book jの感想

モバイルノートPCのなかでも、パフォーマンスと拡張性、コスパに優れたモデル

 

そしてなにより、モバイルノートPCとしてはありえないぐらいのハイスペックな構成を安く実現できるのが最大の魅力です。携帯性よりもパフォーマンスや拡張性を重視したい人に、m-Book Jをおすすめします。

 

m-Book Jシリーズのまとめ

  • 豊富なインターフェースを装備
  • モバイル向けとしては高いパフォーマンス
  • ハイスペックな構成ほどお買い得
  • 本体がやや重くて大きい

 

m-Book J 2018年モデル

m-Book J 2018年モデル

税込9万円台半ばから

 

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※記事中の価格や構成は、2018年6月8日時点のものです。予告なく変更される場合もございますので、あらかじめご了承ください。
 

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