Surface Laptop購入レビュー 使ってわかったイイところと残念なところ

Surface Laptop (サーフェスラップトップ)

Surface Laptopはイイ! でも残念な部分もある

このたび、マイクロソフトの13.5型ノートパソコン「Surface Laptop(サーフェス ラップトップ)」を購入しました。発売前の新製品発表会で事前に触っていたのでわかっていたことですが、やっぱりSurface Laptopはイイ! 今後モバイル用のメインとして使っていこうと思っています。

Surface Laptop

Surface Laptop

Surface Laptop 発売前展示機レビュー! 高品質&高コスパでけっこうイイぞ!!
7/20発売のSurface Laptopについて、イベント展示機を使ったハンズオンレビューをお届けします

ただ、使い込んでみると気になる部分というか、残念な部分も見えてくるんですよね。でも逆に、展示機を触っただけではわからない、優れた部分もたくさんありました。

■使ってわかったSurface Laptopのポイント

ここがイイ! ここが残念

そこで今回は筆者が購入&利用して気付いた良い面と悪い面を含めて、Surface Laptopのレビューをお届けします。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Surface Laptop

Surface Laptop

税込み 13万円台~

Surface Laptop開封の儀

まずは、Surface Laptopの箱の中身から。付属品としては電源アダプターとスターティングガイド(マニュアル)、Office 2016のプロダクトコードが書かれたカードが入っていました。公式ページには「専用ドッキングステーション」が同梱と書かれているのですが(2017年7月24日時点)、それらしきものは見当たりません。おそらく電源アダプターの間違いか、電源アダプターをそう呼んでいるのでしょうか。

Surface Laptopの外箱

箱のデザインはとてもシンプル

箱の中身

箱のなかには本体と電源アダプター、スターティングガイド、Office 2016のプロダクトキー

スターティングガイド

保証書や注意事項&使い方をまとめたスターティングガイド、廃棄処分に必要なPCリサイクルマーク(シール)

Office Home & Business 2016が付属

標準でOffice Home & Business 2016が付属

プロダクトコード

Officeの利用に必要なプロダクトキーが記載されています

電源アダプター

同梱の電源アダプター。電源コネクターには、ほかのSurfaceシリーズと同じSurface Coneectを利用します

USB端子付きのアダプター

アダプターはUSB端子付き

高品質過ぎる本体デザイン

本体のカラバリは4色

Surface Laptopでは本体カラーとして、プラチナとコバルトブルー、バーガンディー、グラファイトゴールドの4色が用意されています。筆者が購入したのはプラチナで、これは予約開始時にプラチナのカラーしか販売されていなかったため。ほかの3色のカラーは2017年8月24日から発売が開始されています。

カラバリ

本体カラーのラインナップは全部で4色

本体カラーはプラチナ

プラチナの本体カラー。天板と底面部がシルバーで、キーボードはグレー

エッジの立ったデザイン

端の部分がエッジの立ったデザインで、シャープな印象を受けます

コバルトブルーモデル

コバルトブルーはかなり濃い青で、光の当たり方によってはダークグレーに見えます

バーガンディー

こちらはバーガンディーのモデル

ちなみにSurface Laptop(サーフェス ラップトップ)の「Laptop(ラップトップ)」とは、英語圏で持ち歩き用のノートパソコンを指します。かつては日本でもラップトップという単語がよく使われていましたが、最近はモバイルノートパソコンという呼び方が主流です。

アルミ素材を使った質感の高いボディ

天板(液晶ディスプレイの裏)部分と底面部の素材には、剛性と質感に優れるアルミ素材が使われています。表面は非常にきめ細かく、サラサラとした手触り。また薄い部分でもねじれやたわみがないのは、頑丈なアルミ素材の効果によるものでしょう。

天面のデザイン

天面中央部のWindowsマークは、シルバーの鏡面仕上げ

底面部のデザイン

底面部はネジのない、非常にスッキリとしたデザインです

ボディにはアルミ素材

質感と剛性(ねじれに対する力)、熱伝導率が高いアルミ素材を使用。公式ページでは記載されていませんが、おそらく削り出しアルミだと思われます

底面部

底面部にも同じアルミ素材が使われています。サラサラとしたきめ細かな手触りが心地イイ!

エアダクト

ヒンジ部分の真下に通気口が配置されています

A4サイズよりもひと回り大きい

本体サイズは、幅308.1×奥行き223.27×高さ14.48mmです。フットプリント(接地面積)としては、A4サイズ(幅297×奥行き210mm)よりもやや大きめ。一般的なバッグやケースであれば、難なく収まるでしょう。

フットプリント

Surface Lapotopのフットプリント

大きさ比較

B5/A4サイズとの大きさ比較

14.48mmの高さは最厚部のもので、最薄部となる前面部分は実測1cm弱。見た目はけっこうスリムですが、最厚部を手にするとそれなりの厚みを感じました。

スリムな印象

フットプリントがそれなりに大きいので、数値以上に薄く見えます

手にしたときの厚み

ただし最厚部を持ってみると、やや厚めに感じました

最厚部分の実測値

ゴム足を含めた最厚部分の高さは17mm強でした

持ち歩けるけど軽くはない

重量はカタログ上の公称値で1.252kgです(Core i5モデル、Core i7は1.283kg)。実際の重さを測ってみたところ1.260kgで、ほぼ公称値どおりでした。1.252kgの重さは持ち運べないわけではありませんが、かと言って特別軽いわけでもありません。実際に持ってみるとズッシリとした重量感を感じましたが、まあ持ち運べる範囲内でしょう。マグネシウム合金を使えばもっと軽くなったかもしれませんが、その代わりに値段が跳ね上がるかもしれません。

重量の実測値

重量の実測値は1.26kgでした

電源アダプター込みの重量

電源アダプターと一緒に持ち歩いても、合計重量は1.5kgを切っています

ずっしりとした重量感

筆者は普段1kg未満のノートPCを使っているので重く感じましたが、もともと重いノートPCを使っている人には軽く感じられるでしょう

ちなみに、AppleのMacBook Air 13インチモデルは1.35kg、新型MacBook Pro 13インチモデルは1.37kgです(液晶ディスプレイはそれぞれ13.3型)。同クラスのサイズであれば、Surface Laptopのほうが軽量なんですね。

細部までこだわりまくったていねいな仕上げ

Surface Laptopでは、液晶ディスプレイを閉じたときの音にまでこだわっているとのこと。試しに閉じてみたところ、「パスっ」というノートパソコンでは聞きなれない心地いい音でした。動画では強めに閉じているので「パン」と響いていますが、それでもシンプルで効き心地いのいい音です。

またキーボードと液晶ディスプレイのバランスを取ることにより、液晶ディスプレイを指1本で開けられることが可能です。実際に指1本で開けるかどうかはともかく、細かい部分にまで気が配られていることがわかります。

個人向けではないWindows 10 S

Surface LaptopでWindows 10 Sを使うのはもったいない

Surface Laptopは、OSにWindows 10 Sを採用しているのが大きな特徴です。

Windows 10 S

OSはWindows 10 S

Windows 10 Sは動作が軽いと言われており確かにSurface Laptopもサクサク動いたのですが、これがWindows 10 Sによる効果なのか、それともCore i5+8GBメモリー+256GB SSDの効果によるものなのかはっきりしませんでした。

Windows 10 S

確かにサクサク動くWindows 10 S。見た目はほかのエディションと変わりません

CeleronやAtomなどを搭載した低スペックなノートパソコンであれば、Windows 10 Sの効果は実感できるのかもしれません。しかしノートパソコンのなかでは比較的高いスペックのSurface Laptopであれば、Windows 10 Home/Proでも快適に動作します。処理速度のためにWindows 10 Sを使うのは、せっかくの高いスペックがもったいないと言えるでしょう。Windows 10 SにとってSurface Laptopは、明らかにオーバースペックです。

Windowsストアのアプリしか利用できない

Windows 10 Sにはもうひとつ、Windowsストアで配布されているWindows 10用アプリ(UWPアプリ)しか使えないという特徴があります。現在はそこそこアプリが充実しており、DropboxやEvernoteなどの有名どころはひととおり利用可能です。

Windowsストア

Windowsストアで配信されているアプリのみ利用可能

Windows 10用アプリを活用すればおおよそのことはできるのですが、実際に使ってみると「デスクトップ版アプリのほうが使いやすいのに」というストレスのほうが勝りました。スペック的にはデスクトップ版アプリでも快適に使えるのに、なぜわざわざ使いづらいアプリを探してまで使わなければならないのでしょうか? Celeron/Atom搭載の格安モデルなら「仕方がないな」と思えますが、Core i5/i7搭載機でWindows 10用アプリを積極的に使う理由が見当たりません。

アプリ起動時の警告

ちなみにWindows 10用アプリでないソフトを起動しようとしても、渓谷が表示されて起動できませんでした

ただし会社や学校などの組織内では、セキュリティーや管理上の観点からアプリが制限されたWindows 10 Sを使うメリットはあります。Core i5/i7や8/16GBメモリーもオーバースペックのように思えますが、たとえば何万行ものCSVファイルを扱うような企業向けアプリには必要でしょう。

しかしSurface Laptopを個人で利用するには、Windows 10 Sは足かせ以外のなにものでもありません。

Windows 10 Proにサクッとアップデート可能

筆者個人としては、Surface LaptopでWindows 10 Sを使うには大きな不満があります。しかしWindows 10 Sは、Windows 10 Proにアップデート可能です。しかも本来はアップデートに6900円(2017年7月24日時点)の料金がかかるのですが、Surface Laptopなら2017年内は無料で切り替えられます。Surface Laptopを購入したら、即Windows 10 Proにアップデートするべきでしょう。

Windows 10 Proにアップデート可能

Windows 10 Proにアップデートすれば、通常のデスクトップ版アプリを利用可能です

ちなみに筆者の環境では、Windows 10 SからWindows 10 Proへ移行するのに3~4分しかかかりませんでした。ネットの回線速度が影響するのかもしれませんが、アップデートにそれほど時間はかからないはずです。

Windows 10 Proにアップグレード

すぐにWindows 10 Proにアップグレードできるので、Surface Laptopを購入したら即移行がおすすめ

明るくて高精細な液晶ディスプレイ

13.5型でアスペクト比は3:2

Surface Laptopは、13.5型で解像度2256×1504ドット(201PPI)の液晶ディスプレイを搭載しています。画面のアスペクト比(縦横比率)は3:2で、Surface Proと同じ。Surface Proは12.3型でサイズがやや小さいのですが、解像度は2736×1824ドット(267 PPI)でSurface Laptopよりも高精細です。

Surface Laptopの液晶ディスプレイ

Surface Laptopの液晶ディスプレイ

モバイルノートパソコンでは、13.3型で1920×1080ドット(166PPI)のフルHDが主流です。2560×1440ドットのWQHD(221PPI)にはやや劣るものの、標準的な13.3型ノートパソコンに比べて、画面の精細さで上回っています。

スケーリング設定

標準ではデスクトップが150%に拡大表示されているので、文字やアイコンが小さくて見えづらいといったことはありません

液晶ディスプレイの映像は色鮮やか

Surface LaptopではSurface BookやSurface Proと同じ、PixelSenseディスプレイが使われています。PixelSenseディスプレイじゃの特徴は、映像が高精細で高画質である点。実際に写真を表示したところ、自然な色合いで映し出されました。

液晶ディスプレイの色合い

ノートパソコンでよく見られる青かぶりはなく、写真が自然な色合いで表示されました

また映像が非常に明るく、特に白とほかの色とのコントラストが強く出ているように感じました。キャリブレーターでガンマカーブを計測してみたところ、明部が若干調整されているようです。

液晶ディスプレイの計測結果

sRGBカバー率は95.7%(左)。ガンマカーブを確認してみたところ大きな色かぶりはありませんでしたが、明部がやや調整されているようです ※クリックで拡大

視野角

視野角はかなり広め

キズには強いけど光の映り込みが目立つ

液晶ディスプレイの表面には、キズが付きにくいCorning Gorilla Glass 3(ゴリラガラス3)が使われています。Corning Gorilla Glass 3には独自のコーティングが施されており、汚れが拭き取りやすいというメリットも。ただし光沢はかなり強く、光の映り込みが目立ちました。映り込みがあると眼が疲れやすいと言われているので、気になる人は光が写り込まないよう液晶ディスプレイの角度を変えて利用しましょう。

液晶ディスプレイの最大角度

ちなみに液晶ディスプレイの最大角度はこれくらい

キーボードは使いやすいけど……

フルピッチで十分な大きさのキーボード

キーボードはテンキーなしの、全84キー構成です。キーピッチ(キーとキーの間隔)を計測したところ、理想とされる19mmでした。筆者は普段デスクトップパソコン用の大型キーボードを使っているのですが、Surface Laptopのキーボードはサイズ的な違和感を感じません。一部のキーが小さいものの標準的な配列なので、すぐに慣れるでしょう。

Surface Laptopのキーボード

Surface Laptopのキーボード

キーピッチ

キーピッチは実測で19mmでした。キーボードでは理想的な大きさです

キーボードの使用感

個々のキーのサイズも大きいので、使っていて窮屈さは感じませんでした

標準ではF1~F12キーがメディアキーに割り当てられていますが、Fnキーを押すとロック/ロック解除の切り替えが可能です。かな/半角変換などでファンクションキーを多用する人は、Fnキーをロックして(FnキーのLEDが点灯した状態)おくことをおすすめします。

ちなみに筆者の環境では、標準で英語キーボードが割り当てられていました。そのため設定アプリから、日本語キーボードに設定を変更しています。

キーボードバックライト

キーボードバックライトは、F7キーで明るさを3段階に調整できます

実際にSurface Laptopを使って記事を書いたり取材のメモ書きなどに使ってみましたが、かなり使いやすく感じました。キーの大きさと間隔が十分で、打ちづらさを感じさせません。個人的には、MacBookのキーボードに近い印象です。

手触りと実用性に優れるアルカンターラ素材

パームレストとキー周辺には、「アルカンターラ」と呼ばれる素材が使われています。手触りはスエードのようになめらかで温かみがあり、アルミ素材のような硬さや冷たさは感じられません。撥水性も高く汚れにくいとのことですが、実際にどうなのかは長期間の利用で検証する必要があります。

アルカンターラを使用

パームレストには「アルカンターラ」と呼ばれるファブリック素材が使われています

キーの周辺

個々のキーの周辺までピッタリとアルカンターラ素材が敷き詰められています

ノートパソコンのケースにファブリック素材が使われていることは多いのですが、本体に使われているのはかなり珍しいのではないかと思います。その意味でSurface Laptopのデザインは異質ではあるものの、大きな違和感があるわけではありません。筆者はプラチナの本体カラーを選びましたが、もしかするとほかの色のほうがアルカンターラ素材と相性がいいかもしれませんね。

ただしちょっと気になるのは、経年劣化でアルカンターラ素材がはがれてこないかという点。見たところ接着されているようで、長年使っているうちにはがれてこないかちょっと心配です。

アルカンターラ素材

スキマから見えるアルカンターラ素材によって、特徴的なラインを生み出しています

キーストロークは1.5mmでタイプ音はやや大きめ

キーストローク(キーを押す深さ)は、実測で約1.5mmでした。ノートパソコンとしては標準的な深さです。キータッチは軽めですが、入力時に「カクッ」とした手ごたえが感じられます。底打ち感(指への反発力)は軽めで、たわみは控えめ。キーボードの打ち心地に関しては、標準的と言っていいでしょう。

キーのタイプ音は、それほど静かではありません。入力時に「タクタクタク」という音がするので、どんなに軽く打ってもタイプ音が聞こえます。ただし高音域の「カチャカチャ」という音は控えめなので、個人的にはあまり気になりませんでした。とは言うものの、強めに打てばそれなりに音が響きます。またタッチパッドのクリック音が大きい点も、ちょっと気になりました。

マルチジェスチャー対応タッチパッド

タッチパッドはボタンとパッド部分が一体化したタイプです。個人的には誤操作の少ない分離型のほうが好みですが、このあたりは仕方がないでしょう。パッド部分はかなり大きく、ダイナミックなジェスチャーも可能です。パッド部分はサラサラとした手触りで滑りやすく、ジェスチャーによる操作をスムーズに行なえました。

タッチパッドのサイズ

タッチパッドはかなり大きめ

なめらかな手触り

パッドの表面はとてもサラサラとしています

マルチジェスチャー

設定アプリの「デバイス」→「タッチパッド」からジェスチャーの内容を確認できます

タイプカバーとSurface Laptopのキーボード

余談ですが、Surface Laptopのキーボードをパッと見たところSurface Pro用のタイプカバーに似ているなーと思ったので、それぞれを比べてみました。サイズはほぼ同じですが、Surface Laptopは右上に電源ボタンがある点とタッチパッドが大きい点が異なります。

キーボードの比較

Surface Pro用のタイプカバー(えんじ色)とSurface Laptopのキーボード(グレー)

タッチパッドの大きさ

タッチパッドはSurface Laptopのほうが大きめ

電源ボタンを押し間違えやすい?

Surface Laptopの電源ボタンは、キーボードの右上に配置されています。

電源ボタン

電源ボタンはキーボード右上

F12キーとDelキーのあいだにあるので、どちらかのキーを多用する人だと押し間違えてしまうかもしれません。標準では電源ボタンを押すとスリープ状態に移行するだけですが、キーボード利用中は意識して使うことになりそうです。

押し間違いを避けるのであれば、電源オプションから電源ボタンの機能を変更しましょう。無効化しておけば、間違って電源ボタンを押してもスリープ状態へ移行することはありません。

Surface Laptopの電源ボタン押し間違いを回避する方法
Surface Laptopの電源ボタンが押し間違いやすい位置にあるとのことなので、電源ボタンを無効化する方法についてまとめました

キーボードの使い方は人それぞれですので、必ずしもこの電源ボタンがジャマというわけではありません。実際のところ筆者はDelキーやF12キーをあまり使わないため、Surface Laptopで作業中に電源ボタンに触れてしまうことはありませんでした。

ただしDelキーで文字を削除することが多い人や、ツールなどでF12キーを利用することが多い人だと、確かに押してしまうこともあるでしょう。回避策はありますが、まずはキーボードの利用スタイルを確認することをおすすめします。

水や汚れに強い

キートップには、指紋や油脂の汚れが目立ちにくくなる加工が施されています。実際に油脂をちょっと付けてみましたがほとんど目立たず、軽くふくだけでキレイになりました。ただし長期間利用すれば、効果が薄くなる可能性があります。

キーボードの防汚性

指紋や油脂の汚れがつきにくく、ちょっと汚れても軽く拭き取るだけでキレイに

パームレストやキーボード周辺に使わているアルカンターラは撥水性が高く、飲み物のしずくが落ちてもシミになりません。ただこの点についても、長期間の利用で効果が薄れる可能性はあります。

高い撥水性

実際にコーヒーをたらしてみたところまったく染み込まず、軽く拭き取るだけでキレイになりました

意外に便利なタッチ&ペン

Surfaceペンで1024段階の筆圧感知に対応

※当初Surface Laptopは4096段階の筆圧に対応と表記しておりましたが、現時点では1024段階の間違いでした。お詫びして訂正いたします。

Surfaceペン

Surfaceペンでペン入力が可能

Surface Laptopでは、新型のSurfaceペンを利用できます。現在は筆圧感知レベルが1024段階で、傾き検知には対応していません。しかし今後のWindows UpdateでNew Surface Pro以外でも4096段階の筆圧感知と傾き検知に対応するとのことです。

新しいSurfaceペンを使えば、精細なペン表現が可能です。ただしSurface Laptopではペン入力時に画面がグラつくため、精細なイラスト制作向けではありません。メモ書き用として考えたほうがいいでしょう。

ペン入力時のグラつき

ペン入力時にグラつくので、片方の手で画面を押さえる必要があります

クリスタ試し書き

セルシスの「CLIP STUDIO PAINT 」でイラストを制作している様子。ペン先の細かな表現が可能です

なおSurface Laptopにおける新型Surfaceペンの使い勝手については、以下のリンクから関連記事をごらんください。

Surface Laptopで新型Surfaceペンを使ってみた
Surface Laptopにおける新型Surfaceペンの使い心地を検証!

タッチ操作は便利だけど画面がグラつく

Surface Laptopの液晶ディスプレイは、タッチ操作も可能です。ボタンをクリックする際などはマウスやタッチパッドをよりも便利なのですが、タッチ時に画面がややグラつきます。またデスクトップモードではアイコンやメニューが小さく、タッチでは操作しづらい場面もありました。画面の大きなボタンを押す際に活用するといいでしょう。

残念なインターフェース構成

SDカード非対応!

Surface Laptopでは、周辺機器接続用のインターフェースとして USB3.0(Type-A)、Mini DisplayPort、Surface Connect、ヘッドホン出力が用意されています。一般的なノートパソコンに比べて、端子の数と種類はかなり少なめ。特にSDメモリーカードに対応していないため、デジカメ写真を転送するのにWi-Fi対応メモリーカードやUSBケーブルなどを使う必要があります。

左側面

左側面のインターフェース。一部素材の異なる謎の部分があるのですが、もしかするとWi-Fi用のアンテナかもしれません

右側面

右側面にはSurface Connectのみ。こちらにも謎の部分があります

Surface Laptopは本体部分が薄くさらに逆台形型ですので、側面をのぞき込むようにしないとインターフェースの位置を確認できません。またケーブルの接続も、設置したままではちょっと面倒です。インターフェース類の使い勝手については、残念な仕上がりに感じました。

見えないのに高音質なスピーカー

Surface Laptopでは、キーボードの下にDolby Audioプレミアム搭載のOmnisonicスピーカーが仕込まれています。外観からはスピーカーがまったく見えません。しかしサウンドは非常に高音質です。とても不思議!

スピーカー

キーボードの下にスピーカーが配置されているのですが、音がまったくこもりません

サウンドを実際に聞いてみると、ノートパソコンのサウンドとは思えないほどのクオリティでした。さすがに外付けの高級スピーカーや高級ヘッドセットほどではありませんが、音楽を十分楽しめる品質です。特に中音域から高音域が非常にクリアーで、広がりを感じました。低音部についてはやや控えめかもしれません。

顔認証サインインがメチャメチャ便利!

液晶ディスプレイ上部にはHD 720p(92万画素相当)のWebカメラと、Windows Hello対応のIRカメラ(赤外線カメラ)が配置されています。Windows Helloの顔認証自体は最新の技術というわけではありませんが、あらためて使ってみるとやっぱり便利です。キーボードでパスワードやPINを入力する必要がなく、液晶ディスプレイをチラっと見るだけ。この手軽さを一度覚えるとほかのすべてのサインインが面倒になるので困りモノです。

Webカメラ

液晶ディスプレイ上部にはWebカメラ

顔認証サインイン

あらかじめ利用者の顔を登録しておけば、顔認証でサインイン可能です

サーマルスロットリング発生!?

底面の温度は最大47度

薄型なのにCore i5/i7などの高性能CPUを搭載していると、本体の外側/内側が熱くなることがあります。そこでベンチマークソフトを1時間実行し続けたときの温度を計測したところ、底面部では46.9度とかなり高めの結果となりました。ひざ上に乗せたときにこの温度だと、かなり熱く感じるかもしれません。ひざ上に乗せた状態で負荷の高い処理を行なうことはないと思いますが、念のため注意したほうがいいでしょう。

底面部の温度

通常時の底面温度(左)とFF14ベンチを1時間実行したあとの底面温度(右)

キーボードの温度

高負荷時のキーボード面の温度。パームレスト部分は比較的温かく感じました

CPU温度はけっこう高め

内部の熱を計測したところ、CPUの温度が最大で78度に達する場面がありました。最大限界温度は100度ですのでまだ余裕はありますが、やはりボディが薄型だけあってそれなりに熱が高くなるようです。

PCMark 10実行時

PCMark 10実行時のCPU最大温度(左)とGPU最大温度(右)

パーツ温度

FF14ベンチを1時間実行し続けたときのパーツ温度

高温時にパフォーマンスが低下

ベンチマーク時のCPU動作周波数を確認したところ、CPUの温度が上昇すると動作周波数が低下する「サーマルスロットリング」のような症状が見られました。サーマルスロットリングが発生すると、本来のパフォーマンスを発揮できないので注意が必要です。

PCMark 10実行時

PCMark 10実行時のCPU動作周波数とCPU温度 ※クリックで拡大

3DMark実行時

3DMark実行時のCPU動作周波数とCPU温度 ※クリックで拡大

サーマルスロットリングが発生するのは、ゲームや画像処理などでCPUとGPU(内蔵グラフィックス機能)を同時に使うような場面でした。このことから、Surface Laptopは3Dゲームや高度な画像処理には向いていないと言えるかもしれません。

通常時はファンレスかと思うほど静か

Surface Laptop利用時の駆動音を計測したところ、通常時ではほぼ無音の状態で、ベンチマーク実行中の高負荷時でも控えめでした。静かな場所で使っても、駆動音が気になることは少ないはずです。

騒音計による駆動音の計測結果

電源オフ時 37.1 dBA
通常時 37.2 dBA
FF14ベンチ実行時 43.9 dBA

バッテリーは実働15時間以上!

Surface Laptopのバッテリー駆動時間は、公称値で14.5時間とされています。そこで以下の条件で実際の駆動時間を計測してみたところ、テスト開始から15時間41分でバッテリー切れ(残量3%)となりました。

バッテリー駆動時間計測時のテスト条件

  • Windows 10の電源プランを「バランス」に
  • Surfaceの「電源モード」を「バッテリー節約機能」に
  • 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
  • 輝度(明るさ)の自動調節機能はオフ
  • 無線LANとBluetoothはオン
  • ボリュームは50%に調整
  • 「BBench」で10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
  • 満充電の状態からテストを行ない、休止状態へ移行するまでの時間を計測
バッテリー残量の推移

バッテリー残量の推移

ただしこのテストは、バッテリーの消費量がかなり控えめのようです。負荷の高い「PCMark 8」の「Work accelerated」でバッテリーテストを実行したところ、6時間36分という結果となりました(条件はほぼ同じ)。利用状況によってバッテリー駆動時間は大きく変わるものの、ほかのモデルに比べてバッテリーはそこそこ長持ちしそうです。

Surface Laptopのスペック

最後に、Surface Laptopのスペックを紹介します。2017年7月24日時点では、まだCore i5モデルしか販売されていません。Core i7モデルについては近日発売予定とのことですが。いつごろ発売が開始となるのかは不明です。

■Surface Laptopのスペック

CPU 第7世代 Core i5 / i7
グラフィックス Intel HD Graphics 620(Core i5選択時) / Intel Iris Plus Graphics 640(Core i7選択時)
メモリー 4/8/16GB
ストレージ 128/256/512GB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5型、2256×1504ドット、光沢、タッチ対応、Surfaceペン対応
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0
インターフェース USB3.0、Mini DisplayPort、Surface Connect、ヘッドホン出力
Webカメラ HD 720p(92万画素相当)、Windows Hello対応顔認証カメラ
バッテリー 14.5時間(動画再生時)
サイズ/重量 幅308.1×奥行き223.27×高さ14.48mm/1.25kg

オフィス付きPCとしては激安

実質2~3万円のOffice H&Bが付属

Surface Laptopは直販サイトにて、Core i5+4GBメモリー+128GB SSDモデルが税込み13万6944円、Core i5+8GBメモリー+256GB SSDモデルが税込み15万8544円で販売されています。

単体で見るとそれほど安くないのですが、標準でOffice Home & Business 2016が付いている点がポイント。他社製品で同じオフィスを追加すると2~3万円ほど上乗せされることを考えれば、Surface Laptop本体だけならおよそ税別10~12万円程度と考えられます。

■Surface Laptopの価格

モデル 価格
Core i5+4GBメモリー+128GB SSD 税込み13万6944円(税別12万6800円)
Core i5+8GBメモリー+256GB SSD 税込み15万8544円(税別14万6800円)
Core i7+8GBメモリー+256GB SSD 未定
Core i7+16GBメモリー+512GB SSD 未定
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さらにほかの13型ノートパソコンに対して、以下のアドバンテージがあります。

Surface Laptopの有利な点

  • 高解像度で高品質な液晶ディスプレイを搭載
  • タッチ操作とペン入力に対応
  • 高品質なデザイン
  • フルピッチのキーボードを採用

重量やインターフェース構成など他社製品よりも劣る部分はありますが、トータルで考えればコストパフォーマンスは異常なほど高いと言えます。特に持ち運び用のオフィス付きノートパソコンとしては、Surface Laptop一択と言えるのではないでしょうか。

Surface Laptop

Surface Laptop

税込み 13万円台~

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