ThinkBook 14 レビュー:MIL規格準拠の高い堅牢性&リーズナブルな価格が魅力の14インチスタンダードノートPC

ThinkBook 14 レビュー

レノボのThinkBook 14は、14インチディスプレイ搭載のスタンダードタイプなノートPCです。値段は5万円台からと安いにもかかわらず、MIL規格準拠の高い堅牢性がポイント。コスパの高いビジネス向けノートPCとしておすすめします。
ThinkBook 14

ポイント

  • ビジネス向けPCとしては安い
  • MIL規格準拠の高い堅牢性
  • 短納期モデルは2営業日で出荷

ThinkBook 14のスペック

画面サイズ 14インチ
解像度 1920×1080
CPU ・Core i3-1005G1
・Core i5-1035G1
・Core i7-1065G7
メモリー ・4GB
・8GB
ストレージ ・128GB SSD
・256GB SSD
・256GB SSD + 1TB HDD
グラフィックス UHD
LTE 非対応
幅×奥行き 326×229.8mm
厚さ 17.9mm
重量 1.5kg~
バッテリー 最大 約8.9時間

※2020年3月29日時点。構成は変更される場合があります


本体カラー ミネラルグレー
画面の表面 非光沢
パネルの種類 ・TN
・IPS
タッチ / ペン
光学ドライブ
テンキー
有線LAN 1000Mbps
無線LAN 11a/b/g/n/ac/
Bluetooth 5.0
USB3.1 2 (Gen1)
USB3.0
USB2.0 1
USB Type-C 2 (USB3.1 Gen1×1、Gen2×1)
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ 720p (92万画素)
顔認証カメラ
指紋センサー 標準搭載
付属品 ACアダプターなど
オフィス なし ※オプションで追加可能

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

ThinkBook 14

ThinkBook 14

税込5万3724円~

※2020年3月29日時点

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デザインと使いやすさ

シンプルな外観

ThinkBook 14 外観

ThinkBook 14の本体カラーはミネラルグレー。実際の色合いはメタリックなシルバーで、ノートPCとしてはスタンダードなカラーです。本体の素材については海外の公式スペック (PDF)ではアルミニウムとされているものの、質感は樹脂 (プラスチック)のように感じます。とは言え、安っぽさは感じられません。

ThinkBook 14 天板

天板部分

ThinkBook 14 ロゴ

角のロゴがやや目立ちます

ThinkBook 14 パームレスト

パームレスト (キーボード面)

ThinkBook 14 ディスプレイ角度

ディスプレイはほぼ180度開きます

ThinkBook 14 ベゼル

ディスプレイのベゼル (枠)幅は左右7.6mm、上部14.5mm、下部26.3mm。下部ベゼルがやや太めです

ThinkBook 14 底面

底面部はややアルミっぽい質感

日本の公式サイトには明記されていませんが、海外の公式スペックによると「MIL-STD-810G」の米国国防総省調達基準をクリアーしているとのこと。ThinkPadシリーズと同様に、とても頑丈に作られています。

ThinkBook 14 MILスタンダード

「MIL-STD-810G」 (MILスタンダード)をの評価テストクリアーした高い堅牢性

標準的なサイズと重さ

ThinkBook 14 サイズ

接地面積は幅326×奥行き229.8mm。大きさ的にはA4サイズとB4サイズの中間程度です。14インチタイプとしては標準的なサイズですが、最近はコンパクトな機種が増えてきているためやや大きめの印象を受けます。高さは17.9mmで数値的にはスリムであるものの、ゴム足を含めた高さが実測で21.9mmあるため、設置時にはやや厚く感じました。

ThinkBook 14 大きさ

A4サイズ (オレンジの部分)とB4サイズ (黄色い部分)の中間程度の大きさ

ThinkBook 14 厚さ

高さは実測で18.2mm、ゴム足を含めると21.9mm

ThinkBook 14 前面

前面は比較的スリムな印象

ThinkBook 14 背面

背面はゴム足で持ち上がっているため、設置時にはやや厚く感じます

ThinkBook 14 重量

重さは実測で1.58kg。楽々と持ち運べる重さではありません

小さくても文字を読みやすい

ThinkBook 14 画面サイズ

画面サイズは14インチで解像度は1920×1080ドットです。一般的な15.6インチよりもひと回り小さいのですが、スケーリング (デスクトップの拡大率)が150%と高めに設定されているので、デスクトップの文字は十分な大きさ (2.1~2.8mm)で表示されます。

見やすいIPSパネルがおすすめ

ThinkBook 14 映像品質

ディスプレイにはTNパネルもしくはIPSパネルが使われています。TNパネルのほうが価格は安いものの、色がやや青みがかっている上に映像がぼんやり気味です。自然な発色で色にメリハリがあるIPSパネルをおすすめします。

IPSパネル採用の試用機では、写真や動画が自然な色合いで映し出されました。やや赤みが弱く感じるものの、色に違和感はありません。IPSパネルとしてはやや暗めですが、作業には十分なレベルです。

ThinkBook 14 明るさ

コントラストが高いIPSパネルは文字がハッキリと映し出されます。TNパネルはコントラストが低くやや暗いため、文字がかすれて見えることもあるのでおすすめしません

目に優しいノングレア

ThinkBook 14 ノングレア

ディスプレイの表面は非光沢のノングレアタイプでが、一般的なノングレアに比べてやや光沢があるように感じました。ただし映り込みはほとんど目立ちません。ちなみに画面への映り込みは集中力の低下や眼精疲労の原因と言われています。

ややクセのあるキーボード

ThinkBook 14 キーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列。キーピッチ (キーとキーの間隔)は実測19mmで、十分なサイズです。基本的には普通に使えるのですが、Enterキー回りで一部のキーが隣接している点が気になりました。ただ思ったよりは違和感なく使えます。

ThinkBook 14 配列

Enterキー回りの配列。一部のキーが隣接しているほか、カーソルキーの上下がかなり小さく作られています

バックライト対応

ThinkBook 14 バックライト

キーボードはバックライト対応です。Fnキー + スペースキーで明るさを2段階に調整できます。

浅いながらもハッキリとしたタイプ感

ThinkBook 14 タイプ感

キーストローク (キーを押し込む深さ)は実測で平均1.36mm。一般的なノートPCよりもやや浅く感じました。しかしキーを押した瞬間にカクとした固めのクリック感があるので、手応えは軽めながらもしっかり感じられます。

クリック感がやや固いこともあり、軽い力でもタイプ音はカクカクと聞こえます。それほどうるさくはありませんが、Enterキーは「チャキッ」と音が響くので注意して使うといいでしょう。強めに叩くとタンタンと響くので、軽いタッチ推奨です。

ThinkBook 14 タイプ音

軽い力で入力してもタイプ音がカクカクと聞こえます

インターフェースは充実

ThinkBook 14 インターフェース

周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は、14インチタイプとしては充実しています。USB端子は合計4ポートで、うち2ポートがType-C。有線LANやSDカードスロットも搭載。据え置きでの利用には十分な構成です。

Type-Cは映像出力と充電に対応

USB PD 18W充電 ×
USB PD 30W充電 △ ※低速充電
USB PD 45W充電 △ ※低速充電
USB PD 65W充電
映像出力

USB Type-C端子は2ポート用意されていますが、そのうちの1ポート (右側)のみ映像出力とUSB PDによる充電に対応しています。ワット数が低い充電器やモバイルバッテリーでは充電に時間がかかることがあるので、高いワット数の製品を利用するといいでしょう。

指紋センサー標準搭載

ThinkBook 14 指紋センサー

キーボード右上の電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。あらかじめ指紋を登録しておけば、センサーに触れるだけでサインインできるので便利です。なお顔認証には対応していません。

ThinkBook 14 Webカメラ

Webカメラはのぞき見を防ぐシャッター付き

スピーカーの音質はいまひとつ

ThinkBook 14 スピーカー

スピーカーは底面部の左右に配置されています。音の出る部分が接地面でふさがれているため、音はややこもった印象を受けました。ボリュームもやや小さく、特に低音域は迫力不足気味です。ノートPCとしては標準的な音質ですが音楽鑑賞向きではなく、動画視聴やビデオチャット、音声通話などの用途に向いています。

ベンチマーク結果

試用機のスペック

型番 20RV006KJP
CPU Core i3-10110U
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
グラフィックス UHD Graphics (CPU内蔵)

※ベンチマーク結果はパーツ構成やユーザーの環境、タイミング、個体差などさまざまな要因で大きく変わることがあります。

高性能な第10世代Core iプロセッサを搭載

CPU PassMark CPU Markスコア
Core i7-10710U
13685
Core i7-1065G7
11872
Core i5-1035G4
10844
Core i7-10510U
10412
Core i5-10210U
9815
Core i7-8565U
9814
Core i5-1035G1
9164
Core i5-8265U
8593
Ryzen 5 3500U
8373
ThinkBook 14 (Core i3-10110U)
5561
Core i3-10110U
5553
Core i3-8145U
5549
Ryzen 3 3200U
4609
Celeron N4100
2569
Celeron 4205U
2021
Celeron N4000
1550

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

現在のThinkBook 14はCPUにIce Lake世代のCore iプロセッサが使われていますが、2019年10~12月の短期間だけComet Lake世代のCore iプロセッサ搭載モデルが販売されていました。試用機はそのComet Lake版です。

Comet LakeとIce Lakeでは、総合的にIce Lakeのほうがやや高性能です。Comet LakeのCore i3-10110Uを搭載した試用機ではベンチマークテストでやや低めの結果が出ましたが、Core i3としては順当な結果と言えます。軽めの作業には問題なく使える性能です。

Core i5やCore i7であれば、高いパフォーマンスを期待できます。普段使いで快適に使いたいならCore i5、重い処理を行なうのであればCore i7を選ぶといいでしょう。

Core i7なら内蔵グラフィックスは高性能

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
GTX 1050
5912
MX250
3400
Iris Plus(Core i7)
2846
UHD (Ice Lake Core i5)
1396
UHD (Comet Lake Core i7)
1335
UHD (Comet Lake Core i5)
1273
UHD (Comet Lake Core i3)
860
ThinkBook 14 (UHD Core i3)
853

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ThinkBook 14のCore i3 / i5モデルでは、グラフィックス機能としてCPU内蔵のUHD graphicsが使われます。性能はいまひとつで、ゲームやクリエイター向けソフトでの効果は見込めません。しかしCore i7モデルでは同じCPU内蔵グラフィックス機能でもワンランク上のIris Plusが使われており、高いパフォーマンスを期待できます。と言っても、外付けGPUほどではありません。

普段使いやビジネスには快適

テスト スコア
Essentials (一般的な利用)
目標値4100
7267
Productivity (ビジネス利用)
目標値4500
6108
Digital Contents Creation (コンテンツ制作)
目標値3450
2526

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテストでは、Core i3モデルでも一般利用とビジネス利用では快適に使えるとの評価が出ています。上位のCore i5 / i7であれば、より優れた結果が出るでしょう。

コンテンツ制作については、Core i3モデルでは目標値に届きませんでした。Core i5モデルでも、同様に厳しい結果となると思われます。Core i7モデルであれば多少は改善されるはずですが、基本的には本格的な動画や写真、3Dなどの作業には不向きです。

超高速SSDを搭載

ThinkBook 14 ストレージ

試用機で使われていた256GB SSDはPCIe 3.0 x4の超高速タイプでした。ファイルアクセスはもちろんウィンドウズやアプリの起動も速く、快適に利用できます。ただし現在のモデルでは異なる規格のSSDが使われているかもしれません。

基本構成はSSDのみ、またはSSD + HDDです。SSDのみのモデルでも、購入時のパーツカスタマイズでHDDを追加できます。動画や写真などの容量の大きいファイルを扱うとストレージの空き容量がスグに減るので、SSD容量のアップグレードやHDDの追加をおすすめします。

ウィンドウズの起動は10~11秒程度

ウィンドウズの起動時間を計測したところ、平均10.72秒でした。最近のSSD搭載機種は15秒前後が平均 (筆者調べ)なので、かなり優秀な結果です。

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 11.2秒
2回目 10.7秒
3回目 10.6秒
4回目 10.5秒
5回目 10.6秒
平均 10.72秒

実駆動時間は11時間以上

バッテリー駆動時間は、公称値で約8.9時間とされています。しかし当サイトの駆動時間計測テストでは、公称値よりも長い結果が出ました。モバイルノートPCにも匹敵する、かなり優秀な結果です。

バッテリー駆動時間の計測結果

テスト方法 バッテリー消費 駆動時間
※公称値 約8.9時間
Modern Office (ビジネス作業) 11時間32分
Video (動画視聴) 12時間43分
フル充電までにかかった時間 2時間23分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

価格について

ThinkBook 14には複数のモデルが用意されていますが、ベースとなるのは以下の5機種です。あとはそれぞれにWindows 10 Pro搭載モデルやオフィス付きモデルなどが用意されています。

主なラインナップ

CPU メモリー ストレージ 税込価格
Core i3-1005G1 4GB 128GB SSD 5万3724円
※カスタマイズ対応
Core i3-1005G1 8GB 256GB SSD 5万5000円
Core i5-1035G1 8GB 256GB SSD 6万7100円
Core i5-1035G1 8GB 256GB SSD + 1TB HDD 7万9112円
※カスタマイズ対応
Core i7-1065G7 8GB 256GB SSD + 1TB HDD 9万1872円
※カスタマイズ対応

安くて手堅いビジネス向けPC

ThinkBook 14 感想

よかった点

MIL-STD-810G (MILスタンダード)クリアーの頑丈なボディと、パーツカスタマイズが可能な柔軟性が魅力です。値段が比較的安い点もメリット。ビジネス向けに人気のThinkPadシリーズと、格安なIdeaPadシリーズの中間に位置する機種と言えるでしょう。コスパの高いビジネス向けモデルとしておすすめします。

気になる点

標準時のメモリー容量が一律8GBで、16GB以上のモデルが用意されていない点が残念です。スペック的には最大16GBまで対応しているものの、自分で追加する必要があります。

最近のモデルとしては本体がやや大きくて厚めである点も気になりますが、値段が比較的安いことを考えれば仕方がないかもしれません。ただ、天板のロゴはもう少し小さくてもいいのではないかと思います。

ThinkBook 14

ThinkBook 14

税込5万3724円~

※2020年3月29日時点

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