ドスパラraytrek X4-Tレビュー:高品質&高性能で高コスパな14インチノートPC

ドスパラraytrek X4-Tレビュー

ドスパラで販売されている「raytrek X4-T」は、14インチディスプレイを搭載するノートPCです。高級感のあるデザインと、高いパフォーマンスが魅力。価格は12万3280円(本体11万9980円+送料3300円、2022年2月15日時点)ですが、15万円オーバーのハイエンド機に勝るとも劣らない仕上がりです。

raytrek X4-T

raytrek X4-T

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

スペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 14インチ 1920×1080 非光沢 タッチ非対応 60Hz
CPU Core i7-1165G7
メモリー 16GB ※PC4-25600(DDR4-3200)
ストレージ 512GB NVMe SSD
グラフィックス Iris Xe(CPU内蔵)
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
インターフェース Thunderbolt 4(USB PD / 映像出力対応)×2、USB3.2 Gen2×1、USB3.2 Gen1×1、HDMI1.4a、ヘッドフォン出力、miroSDカードスロット
生体認証 指紋センサー
サイズ / 重量 幅323.5×奥行き219.5×高さ18.9mm / 約1.5kg
バッテリー 約11時間

本体デザイン

raytrek X4-T

raytrek X4-Tの外観

raytrek X4-T 本体カラー

本体カラーはローズゴールドとブラックの2色

raytrek X4-T カラー

今回試用したのはローズゴールドのモデル。実際の色合いはメタリックなサーモンピンクといったところ。本体はアルミ製で高級感のある仕上がり

raytrek X4-T 天板

天板には3方向に向きの異なるヘアライン加工が施されており、光の当たりかたによって表情が変わります

raytrek X4-T スタイル

細身でシュッとしたスタイリッシュな印象

raytrek X4-T キーボード面

キーボード面。パームレストのローズゴールドとキーのブラックの組み合わせは悪くありませんが、色合い的に黒がやや強い印象です。もう少し茶色系の色でもよかったかも

raytrek X4-T パームレスト

パームレストとタッチパッドにはキラリと光るダイヤモンドカット加工

raytrek X4-T バックライト

キーボードはバックライト対応ですが、光がやや弱く感じました

raytrek X4-T ベゼル

左右と上部のベゼルは細いのですが、下部が太めです

raytrek X4-T ディスプレイ角度

ディスプレイはほぼ180度まで開きます

raytrek X4-T インターフェース

インターフェース構成は十分。USB端子が合計5ポートと考えれば、けっこう多いかもしれません

raytrek X4-T カメラ

左側面にはカメラのオン/オフスイッチ。Type-CはThunderbolt 4対応です

raytrek X4-T 指紋センサー

タッチパッド左上には指紋センサー

raytrek X4-T 電源アダプター

電源アダプターは65WのType-C。重さは223g

raytrek X4-T スピーカー

スピーカーは底面部左右に配置されています

raytrek X4-T 排気口

排気口は背面。使用中は排気がディスプレイに当たります

raytrek X4-T 底面

底面部には吸気口

サイズと重量

raytrek X4-T サイズ

本体サイズは幅323.5mm、奥行き219.5mm

raytrek X4-T 大きさ

A4ノート(ピンク)とB5ノート(ブルー)とのサイズ比較。A4サイズよりひと回り強大きめで、14インチクラスとしては標準的な大きさ

raytrek X4-T 厚さ

厚さは実測で16.2mm、底面部のゴム足を含めた設置時の高さは21.8mm

raytrek X4-T 背面

本体背面。ゴム足がやや高いので、設置時は背面側がやや厚く見えます

raytrek X4-T 重さ

重さは実測で1.475kg。持ち歩けない重さではありません

ディスプレイについて

raytrek X4-T ディスプレイ

画面サイズは14インチで、解像度は1920×1080ドット

raytrek X4-T デスクトップ

標準ではスケーリング(デスクトップの拡大率)が150%に設定されています。そのままでは文字が大きくて情報量が少ないので、スケーリングを125%に変更するといいでしょう

raytrek X4-T 映像品質

色域は公称値でsRGB カバー率99%(sRGB比で100%)。自然な色合いで違和感はありません

raytrek X4-T 明るさ

明るさも十分で、作業には問題ないレベル。体感的には300nit前途いったところ

raytrek X4-T コントラスト

コントラストも十分なレベル。全体的にノートPCとしては高品質ですが、スマホやタブレットのほうがより明るくて鮮やかです

キーボードについて

raytrek X4-T キーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列。キートップは指紋のあとが少し残ります

raytrek X4-T 配列

14インチタイプには珍しくキー配列に違和感がなく、いい意味で標準的。余談ですが、最近のドスパラノートPCはキー配列がちゃんとしています

raytrek X4-T タイプ感

キーピッチはやや広めの19.5mm。少し指を広げるようにして打つとスムーズに入力できます。キーストロークは実測で平均13.4mm。やや浅めですがクリック感は固め

raytrek X4-T タイプ音

タイプ音は軽い力でもコトコトと響きます。うるさくはないのですが、静かな場所では多少気になるかもしれません

ベンチマーク結果

試用機のスペック

CPU Core i7-1165G7
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス Iris Xe(CPU内蔵)

※各ベンチマークテストは、Windows 11の電源モードを「最適なパフォーマンス」に設定した上で、電源アダプターに接続した状態で実施しています
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります

CPU性能

CPUとしては、インテル第11世代のCore i7-1165G7が使われています。CPUベンチマークテストでは、薄型ノートPC向けCPUとしては非常に優れた結果が出ました。同じCore i7-1165G7の平均スコアを上回り、ワンランク上のCore i7-1185G7と同等レベルの結果が出ています。raytrek X4-Tの価格は12万円台ですが、パフォーマンス的には15~20万円のハイエンド機と変わりません。非常にコスパの高い機種です。

CPUの性能差 (総合性能)

CPU PassMark 10 CPU Markスコア
Ryzen 7 5800U
19202
Ryzen 7 5700U
18089
raytrek X4-T8(Core i7-1165G7)
13159
Core i7-1185G7
13135
Ryzen 5 5500U
12362
Core i7-1165G7
11723
Core i5-1135G7
11249
Ryzen 3 5300U
9527
Core i3-1115G4
6750
Ryzen 3 3250U
4441
Athlon Silver 3050U
3351
Celeron 6305
2302
Celeron N4500
2284

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

CPUの性能差 (マルチコア性能)

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Ryzen 7 5800U
3829
Ryzen 7 5700U
3512
Ryzen 5 5500U
2817
Core i7-1185G7
2301
raytrek X4-T8(Core i7-1165G7)
2284
Core i5-1135G7
2063
Ryzen 3 5300U
2010
Core i7-1165G7
1963
Core i3-1115G4
1314
Ryzen 3 3250U
818
Athlon Silver 3050U
624
Celeron N4500
426
Celeron 6305
416

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、CPU内蔵グラフィックスのIris Xe Graphicsが使われます。3Dベンチマークテストを行なったところ、内蔵グラフィックスとしては最高クラスの結果が出ました。通常Iris XeはDDR4メモリーよりもLPDDR4xメモリーと組み合わせたほうがスコアが高いのですが、raytrek X4-TではDDR4メモリーとの組み合わせで優れた結果が出ています。これくらいのスコアだと、ゲームやクリエイター向けソフトでもそこそこの効果を期待できるでしょう。

GPUの性能差(DirectX 12)

GPU 3DMark Time Spy Graphicsスコア
GTX 1650
3241
MX450
1996
raytrek X4-T8(Iris Xe,Core i7+DDR4)
1587
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
1528
Iris Xe(Core i7+DDR4)
1149
Radeon (Ryzen 7)
1000
Iris Plus
812
UHD
407

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

GPUの性能差(DirectX 11)

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
GTX 1650
8513
raytrek X4-T8(Iris Xe,Core i7+DDR4)
5521
MX450
4900
Iris Xe(Core i7+LPDDR4x)
4734
Iris Xe(Core i7+DDR4)
3420
Radeon (Ryzen 7)
3384
Iris Plus
2880
UHD
1335

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

PCを使った作業の快適さ

PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。各テストの傾向としては「Essentials」(一般利用)ではCPUのシングルコア性能やストレージ性能、「Productivity」(ビジネス利用)ではCPUのマルチコア性能とメモリー性能、「Digital Contents Creation」(コンテンツ制作)ではCPUとストレージ、GPU性能が強く影響するようです。

raytrek X4-Tは比較機のなかでもっともスペックが低いはずですが、非常に優秀なスコアが出ています。さすがにGPU搭載機や8コアCPU搭載機に及ばない部分はありますが、4コアGPUなしであることを考えればかなり健闘していると言っていいでしょう。価格は12万円台でも、20万円オーバーの高級機にも負けていません。

PCMark 10ベンチマーク結果

テスト スコア
Essentials
(一般的な利用)
目標値:4100
raytrek9692
Pro 89477
Studio8362
Inspiron9667
R5-CA9418
Productivity
(ビジネス利用)
目標値:4500
raytrek6882
Pro 86534
Studio8253
Inspiron8530
R5-CA7927
Digital Contents Creation
(コンテンツ制作)
目標値:3450
raytrek5485
Pro 85363
Studio6187
Inspiron8109
R5-CA8486

※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの

比較機のスペック

Surface Pro 8 Core i7-1185G7 / 16GB / Iris Xe
Surface Studio Core i7-11370H / 16GB / RTX 3050 Ti
Inspiron 16 Plus Core i7-11800 / 16GB / RTX 3050
raytrek R5-CA Core i7-10875H / 16GB / RTX 3060

バッテリー駆動時間

バッテリーの駆動時間は公称値で、約11時間とされています。しかし公称値は実際の利用を想定した測定結果ではないため、実際の利用では駆動時間が短くなりがちです。

そこで最大パフォーマンスの状態でビジネス作業 (Web閲覧や文書作成、ビデオチャットなど)での駆動時間を計測したところ、8時間4分で休止状態へ移行しました。それほど長くはありませんが、最大パフォーマンスであることを考えれば、十分な結果と言えるでしょう。電源プランや画面の輝度を変更すれば、駆動時間はさらに延びる可能性があります。

バッテリー駆動時間の計測結果

テスト方法 バッテリー消費 駆動時間
※公称値 約11時間
Modern Office (ビジネス作業) 8時間4分
50%充電までにかかった時間 1時間9分
フル充電までにかかった時間 2時間33分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

ゲーム性能

ゲームについては、ごく軽めのタイトルであれば問題なくプレーできるでしょう。やや軽いあるいはやや重いタイトルでは、画質を限界まで下げるか解像度を下げればなんとかというレベルです。GPU非搭載なので、軽いゲームを息抜き程度と捉えてください。

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 1596 / 動作困難
標準品質 2386 / 重い
軽量品質 2978 / やや重い

※1920×1080ドットの結果。スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:暁月のフィナーレ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 4027 / 27.9 FPS
高品質 5425 / 37.6 FPS
標準品質 6869 / 48.7 FPS

※1920×1080ドットの結果。平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 13730 / すごく快適
標準品質 15552 / すごく快適
低品質 17015 / すごく快適

※1920×1080ドットの結果

エーペックスレジェンズ(やや軽い / DX11)

エーペックスレジェンズ
画質 平均FPS / 最低FPS
最高画質 34.7 / 29.7 FPS
最低画質 67.1 / 51.5 FPS

※1920×1080ドットの結果。平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。射撃訓練場は対戦プレーよりもFPSが大きく向上します

コスパの高いノート14インチノートPC

raytrek X4-T 感想

第11世代Core i7+16GBメモリーの組み合わせで12万円台は、特別安いわけではありません。ものによっては9~10万円前後で買える場合もあるでしょう。

しかしraytrek X4-Tは、ボディの品質もパフォーマンスもハイエンド機並み。15~20万円あたりで売られている高級ノートPCに引けを取らない仕上がりです。その意味で、非常にコスパの高い機種だと言えます。ワンランク上のノートPCを手頃な価格で入手したい人におすすめです。

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