いまは8GBのメモリーを搭載したノートPCが人気ですが、仕事や学習などでガッツリ使うなら16GB以上のメモリーを搭載した機種がおすすめです。
「16GBメモリー搭載」と聞くと値段が高そうと思うかもしれませんが、実はそうでもありません。最近はメモリーの値段が下がっていることもあって、以前に比べるとだいぶ安くなりました。いまならもっとも安い機種であれば7万円台で購入可能です。
そこで今回は16GBのメモリーを搭載した機種のなかから、10万円以下の手ごろな値段で使いやすいおすすめのノートPCを紹介します。
16GBメモリー搭載機種選びのポイント
CPU性能
16GBのメモリーを搭載した機種のなかにはCPUにCeleronやCore i3が使われているものもありますが、これらは特殊な用途向けです。この記事では一般用途でしっかり使えるCore i5 / i7 またはRyzen 5 / 7搭載の機種を扱います。
代表的なCPUの性能差は、以下のグラフのとおりです。ただし本体の冷却性能やチューニング、環境、個体差などさまざまな要因によって性能が変わることが多々あります。あくまでも参考程度に捉えてください。
■CPUの性能差
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Ryzen 7 4800H |
19999
|
Core i7-10870H |
18686
|
Core i7-10750H |
15694
|
Ryzen 7 4700U |
15264
|
Ryzen 5 4500U |
12892
|
Core i7-1165G7 |
12566
|
Core i5-10300H |
12217
|
Core i7-1065G7 |
12016
|
Core i5-1135G7 |
11332
|
Core i7-10510U |
10257
|
Ryzen 7 3750H |
9753
|
Core i5-1035G1 |
9667
|
Core i5-10210U |
9329
|
Ryzen 3 4300U |
9154
|
Ryzen 5 3550H |
8669
|
Ryzen 5 3500U |
8398
|
Core i3-10110U |
5553
|
Ryzen 3 3250U |
4968
|
Athlon Silver 3050U |
3851
|
Celeron N4120 |
2771
|
Celeron N4020 |
1658
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
16GBメモリーが必要な作業
いまはWindows 10そのものを快適に使うために、8GBのメモリー容量が必要です。さらに一歩進んでより高度な作業を行なうなら、より多くのメモリーを搭載することをおすすめします。
具体的には以下の作業を頻繁に行なうなら、16GB以上のメモリーを使ったほうがいいでしょう。
16GB以上のメモリーが求められる作業
- プロ向けの写真加工 / 動画編集ソフトの利用
- 中規模以上のプログラム開発
- 大規模データの処理
- ブラウザーのタブを大量に使った情報収集
これらの作業を行なう際にメモリー容量が少ないと、ソフトの動き遅くなったり処理に時間がかかるようになります。作業できないわけではありませんが、待ち時間が長くなることで作業の効率は低下します。
なお制作物の書き出し (出力)自体には、メモリー容量はあまり影響しません。たとえば写真加工で大量のRAWファイルを現像 (JEPGファイル化)する場合だと、メモリー容量よりもCPU性能やストレージ性能のほうが強く影響します。そのため、作業をより効率的に行なうのであればCPU性能が高いほうが有利です。
2-in-1ノートPC
IdeaPad Flex 550 (14) Ryzen 7モデル
税込7万2380円
- CPU:Ryzen 7 4700U
- メモリー:16GB
- ストレージ:5126GB SSD
- 解像度:1920×1080 (IPS)
- 重量:1.5kg
- バッテリー:12.2~13.6時間
いまもっとも安い16GBメモリー搭載モデル。CPU(APU)として使われているRyzen 7 4700Uは、スタンダードノートPC向けCPUのなかでは最高クラスの性能です。さらにストレージには大容量の512GB SSDを採用。ボディには多少の安っぽさがあるものの、それほど気になりません。スペック面で見ればコスパは最強です。
HP ENVY x360 15 価格com限定 Ryzen 5モデル
15.6インチのちょっと大きめな2-in-1。2-in-1タイプは本体が大きくて重くなりがちですが、このモデルは普通の15インチノートPCよりも軽量かつコンパクト。アルミ素材を使った頑丈なボディで、見た目の高級感も抜群です。APUは中位のRyzen 5 4500Uですが、性能は第10世代Core i7を上回ります。512GBの大容量SSDを搭載。
Yoga 650 Ryzen 7モデル
税込9万0668円
- CPU:Ryzen 7 4700U
- メモリー:16GB
- ストレージ:5126GB SSD
- 解像度:1920×1080 (IPS)
- 重量:1.32kg
- バッテリー:19.6~19.8時間
- オフィス:※付属モデルあり
13.3インチのモバイル2-in-1。非常に高性能なRyzen 7 4700Uが使われています。軽量コンパクトなので、持ち歩きにピッタリ。デニム風のファブリック素材を使ったカジュアルな天板デザインが特徴です。注文時にクーポンコード「NEWLIFE0509」を入力すると、5500円オフの9万0668円で購入可能。
スタンダードノートPC
HP Pavilion 15-eh 価格com限定 Ryzen 7モデル
税込9万3500円
- CPU:Ryzen 7 4700U
- メモリー:16GB
- ストレージ:1TB SSD
- グラフィックス:Radeon
- 解像度:フルHD (IPS)
- 重量:1.71kg
- バッテリー:最大7時間30分
15.6インチのフルHDディスプレイを搭載したスタンダードタイプのノートPC。光学ドライブを省略することで、スリムでコンパクトなボディを実現しています。画面は色鮮やかな光沢タイプのタッチ対応IPSパネルで、写真や動画を楽しむのピッタリ。1TBの大容量SSDやWi-Fi 6を搭載しています。
mouse F5-i5-KMB
税込9万1080円
- CPU:Core i5-10210U
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- 画面:1920×1080 (TN)
- 重量:2.1kg
- バッテリー:7.5時間
DVDの再生と書き込みが可能な光学ドライブとVGA (D-sub15ピン)に対応する、これぞ日本のスタンダード的な15.6インチノートPC。CPUは第10世代のCore i5-10210Uで、普段使いやビジネスには十分な性能です。
実はCore i5 + 16GBメモリーの組み合わせは少なく、さらに光学ドライブ付きのものはなかなかありません。その意味では貴重なモデルです。ディスプレイはコントラストが低いTNパネルですが、国内ブランドのPCながら10万円を切る安さはお買い得!
IdeaPad Slim 550i 15 Core i7モデル
税込9万3687円
- CPU:Core i7-1165G7
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- グラフィックス:Iris Xe
- 解像度:1920×1080 (IPS)
- 重量:1.66kg
- バッテリー:13時間
もっともスタンダードな15.6インチディスプレイを搭載。CPUは第11世代のCore i7-1165G7で、グラフィックス機能が強化されています。CPU性能はRyzenシリーズより劣るものの、インテル製CPUのブランド力を重視するならコレ。
オフィス付きノートPC
HP Pavilion 15-eh 価格com限定 Ryzen 5モデル
税込8万9100円
- CPU:Ryzen 5 4500U
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- グラフィックス:Radeon
- 解像度:フルHD (IPS)
- 重量:1.71kg
- バッテリー:最大7時間30分
- オフィス:Home & Business 2019
15.6インチのフルHDディスプレイを搭載したスタンダードタイプ。前述のRyzen 7モデルと同じ機種ですが、こちらはRyzen 5 4500Uと512GB SSDの構成です。注文時のカスタマイズ画面でOffice Home & Business 2019を追加してください。Ryzen 5 4500UはインテルのCore i7を上回る性能で、非常にパワフルです。
IdeaPad Flex 550 (14) Ryzen 7モデル
税込9万2565円
- CPU:Ryzen 7 4700U
- メモリー:16GB
- ストレージ:5126GB SSD
- 解像度:1920×1080 (IPS)
- 重量:1.5kg
- バッテリー:12.2~13.6時間
- オフィス:Home & Business 2019
14インチの2-in-1タイプ。前述の機種にオフィスが追加されたモデルです。高い性能と2-in-1としての使いやすさが魅力。手書き入力用のペンも付属してこの値段は非常にお得です。
16GBメモリー搭載ゲーミングノートPCおすすめモデル
HP Pavilion Gaming 15 (AMD) 価格com限定モデル
税込9万1300円
- CPU: Ryzen 5 4600H
- メモリー:16GB
- ストレージ:256GB SSD + 1TB HDD
- 解像度:フルHD (IPS) 144Hz
- GPU:GTX 1650
- リフレッシュレート:144Hz
- 重量:2.08kg~
GPUとしてGeForce GTX 1650を搭載したゲーミングノートPC。ゲーム用GPUとしてはエントリー (入門)向けですが、画質を調整することで人気ゲームを楽しめます。最大144Hzの高リフレッシュレート対応で、画面の動きが超なめらかな点もポイント。CPU (APU)として使われているRyzen 5 4600Hの性能も非常に高く、価格はエントリークラスですがCPUパフォーマンスはハイエンドクラスです。
ASUS TUF Gaming FX505DT
税込8万5811円
- CPU:Ryzen 5 3550H
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- 解像度:フルHD
- グラフィックス:GTX 1650
- 重量:約2.3kg
- リフレッシュレート:144Hz
壊れにくい頑丈な筐体が特徴のゲーミングノートPC。CPU/GPUパフォーマンス的には旧世代のエントリークラスですが、144Hzの高リフレッシュレート対応で、8万円台半ばは驚きの安さです。レビューを記事をご覧いただくとおわかりのとおり、フォートナイトやエーペックスレジェンズなどの人気ゲームでも画質を調整することで快適に楽しめます。入門用PCを安く入手したいならコレ。
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