ぶっちゃけ、ゲーミングノートPCってどれを買えばいいのかわかんないですよね?
値段の高いモデルを買えば間違いないんですけど、そんなに高性能じゃなくてもよかったとなるとお金がもったいないですし。かと言って安いモデルを買ったらお目当てのゲームがカックカクだったなんてことになると目も当てられないですし。
特にこれからPCゲームを始めようとしている初心者の方だと、どんなパーツ構成で選べばいいのかわからなくて混乱しまくっているのではないでしょうか。
もしやりたいゲームがPUBGやフォートナイト、FF14などで画質にこだわらないなら、デルのDell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載をおすすめします。実際にこれらのゲーム(ベンチマーク)を試してみたところ、快適に楽しめると判断できたからです。深く考えることも、悩むことも必要ありません。もうこれでOK!
いま大人気のバトロワゲーム「Fortnite(フォートナイト)」
根強い人気のPUBG
フォートナイトもPUBGも快適に楽しめるDell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデル
なぜDell G3 15がおすすめなのかと言うと、ずばり他社メーカーよりも安いからです。今回試用したDell G3 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルと同一スペックの他社製品と比べると、明らかに値段が違うのがわかります。
GTX 1050Tiモデルの価格比較
Dell G3 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 | 大手海外メーカーA社製品 | 国内BTOメーカーB社製品 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-8750H | Core i7-8750H | Core i5-8300H |
dGPU | GTX 1050 Ti(4GB) | GTX 1050 Ti(4GB) | GTX 1050 Ti(4GB) |
メモリー | 8GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD+1TB HDD | 128GB SSD+1TB HDD | 250GB SSD+1TB HDD |
税込価格 | 11万2000~7000円台 | 11万8309円 | 14万2538円 |
※2018年7月24日時点
下位モデルだとそれぞれのパーツ構成が変わりますが、それでも安いですね。
GTX 1050モデルの価格比較
Dell G3 プレミアム・GTX 1050 搭載 | 大手海外メーカーA社製品 | 国内BTOメーカーC社製品 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i5-8300H | Core i5-8300H | Core i7-8750H |
dGPU | GTX 1050(4GB) | GTX 1050(2GB) | GTX 1050(2GB) |
メモリー | 8GB | 16GB | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD | 1TB HDD | 500GB HDD |
税込価格 | 10万円台半ば | 10万1347円 | 12万1824円 |
※2018年7月24日時点
Dell G3 15はタイミングによって値段がけっこう変わります。現在の価格については別ページにまとめていますので、そちらをご覧ください。
で、Dell G3 15がなぜこんなに安いのかというと、パーツのカスタマイズに対応していないからです。たとえばBTOメーカーのモデルだと、SSDを256GBに増量したりメモリー容量を16GBに増やせたりできるのですが、Dell G3 15ではメーカーによるパーツ変更には対応していません。パーツをアップグレードしたい場合は、自分で本体カバーを開けてSSDやメモリーなどを交換する必要があります。
とちょっと融通が利かないような気もしますが、これが安さの理由なんです。大量のパーツを管理したり1台ずつ取り付けるが必要ないから、必要な部品だけを大量に仕入れてコストを下げるということ。初心者にとってはむしろパーツをあれこれ選ぶ必要がないから、あまり悩まずに買えるというメリットもありますよね。
Dell G3 15で選べるのは本体カラーとOSの種類程度で、メモリーやストレージの変更には対応していません
パーツを自由に選択できない代わりに、Dell G3 15にはCPUやストレージ容量の異なる3種類のモデルが用意されています。それぞれの構成は以下のとおりですが、このなかから選ぶならCore i7搭載のプラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルがおすすめ。性能がもっとも高くゲームを十分楽しめる上に、ワンランク下のモデルと値段があまり変わらないからです。
Dell G3 15のラインナップ
プレミアム・GTX 1050 搭載 | |
---|---|
税込10万円台 | |
プレミアム・GTX 1050 Ti 搭載 | |
税込10万円台 | |
プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 オススメ! | |
税込11万円台 |
※2018年12月14日時点
おすすめのDell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルの性能ですが、実際にゲームを試したりベンチマークテストを実施した結果がこちら。中~小規模クラスの人気ゲームであれば、フルHDの中画質で快適に遊べるという評価が出ています。ただし重量級の大作ゲームはちょっと厳しめですね。
ゲーム系ベンチマーク結果(フルHD)
FF15ベンチ (DX11) ※重量級 | |||
---|---|---|---|
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 | |
2663(やや重い) | 3957(普通) | 4904(やや快適) | |
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中規模 | |||
最高品質 | 高品質(ノートPC) | 標準品質(ノートPC) | |
7560(非常に快適)※51.019 FPS | 10226(非常に快適)※70.407 FPS | 11762(非常に快適)※84.864 FPS | |
ドラゴンクエストX ※軽い | |||
最高品質 | 標準品質 | 低品質 | |
16641(すごく快適) | 16942(すごく快適) | 22804(すごく快適) | |
Assassin’s Creed Origins (DX11) ※重量級 | |||
最高 | 中 | 超低 | |
35 FPS | 46 FPS | 55 FPS | |
Far Cry5 (DX11) ※中規模 | |||
最高 | 中 | 低 | |
39 FPS | 46 FPS | 53 FPS | |
Rise of the Tomb Raider(DX12) ※中規模 | |||
最高 | 中 | 最低 | |
46.87 FPS | 65.2 FPS | 89.48 FPS |
上記の表で使われている「FPS」という単位は、画面の書き換え速度を表わす指針です。この値が平均60以上であれば、初心者~中級者が快適にプレーできることを表わしています。上の結果で言うとFF14は問題ありませんが、Assassin’s Creed OriginsやFar Cry 5はちょっと厳しいという感じですね。
フォートナイトについては実際のゲームでFPSを計測したところ、最高画質の「エピック」で平均60FPSをやや下回る程度でした。基本的には最高画質からちょっと調整する程度でOK。この作品では画質が高いほうが敵や建物を認識しやすいので、そこそこの画質で遊べるほうが有利です。
フォートナイトFPS計測結果(フルHD)
画質 | 平均FPS |
---|---|
エピック(最高画質) | 53.55 FPS |
中 | 127.7 FPS |
低(最低画質) | 137.8 FPS |
PUBGについては画質「中」で平均FPSが60以上です。この作品は低画質でもプレーへの影響は少ないので、中画質以下で調整するといいでしょう。
PUBG FPS計測結果(フルHD)
画質 | 平均FPS |
---|---|
ウルトラ(最高画質) | 40.1 FPS |
中 | 62.3 FPS |
非常に低い(最低画質) | 137.8 FPS |
ちなみにCore i5-8300H搭載のDell G3 15 プレミアム・GTX1050Ti搭載モデルについてもベンチマークテストを行なったところ、プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルよりもちょっと劣る程度でしたがゲームには十分な結果でした。
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このようにDell G3 15のプラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルは人気ゲームを十分に楽しめる性能ですが、ゲームだけにしか使えないわけではありません。CPU性能が非常に高いので、動画編集やRAW現像などにも活用できます。メモリーは8GBなので大規模な作品作りにはちょっと厳しいのですが、自分でメモリーを16GB以上に増設すれば重い処理でも快適にこなせるでしょう。
Adobe Premiere Proで動画を編集している様子。操作やプレビューでやや「間」を感じることはありましたが、小~中規模の作品なら問題なく作れます
以上がDell G3 15の概要で、ここから先はもうちょっとだけ詳しく使い心地や性能などをレビューします。もうこれで十分わかった! という人は、公式サイトのほうもチェックしてみてください。
この記事の目次
- 1:スペックとラインナップ
- 2:本体デザインについて
- 3:液晶ディスプレイについて
- 4:キーボードについて
- 5:インターフェースと拡張性
- 6:駆動時間や発熱、騒音について
- 7:ベンチマーク結果
- 8:まとめ
※価格や構成は変更される場合があります
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スペックとラインナップ
Dell Gシリーズは、高性能なCPUとGPU(専用グラフィックスチップ)を搭載したハイパフォーマンスなノートPCです。高い性能を必要とするPCゲームや動画編集、本格的な画像加工などに向いています。にも関わらず、値段が比較的安く抑えられている点が魅力です。
Dell Gシリーズとしては「Dell G3」のほかに、「Dell G5」と「Dell G7」が発売されています。さらにDell G3シリーズについては、液晶ディスプレイが15.6インチのタイプと17.3インチタイプの2種類を用意。それぞれのモデルは以下のように位置付けられています。
Dell Gシリーズのラインナップ
機種名 | 画面サイズ | 対象 | 性能 | 関連記事 |
---|---|---|---|---|
Dell G3 15 | 15.6インチ | 初心者向け | そこそこ高い | ※この記事 |
Dell G5 15 | 15.6インチ | 初心者~中級者 | わりと高い | レビュー |
Dell G7 15 | 15.6インチ | 中級者 | けっこう高い | レビュー |
Dell G3 17 | 17.3インチ | 初心者~中級者 | 意外に高い | 解説記事 |
※2018年9月25日時点。構成は変更される場合があります
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Dell G3 15のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H |
メモリー | 8GB(最大32GB) |
ストレージ | 256GB SSD または 128GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(4GB) / 1050 Ti(4GB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0(Windows 10上では4.1で動作)、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen1(フルサイズ)×2、USB2.0、HDMI、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ 1年版、指紋センサー |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅380×奥行き258×高さ22.7mm/約2.53kg~ |
バッテリー | 56Wh ※駆動時間は非公開 |
※2018年7月24日時点。構成や価格は変更される場合があります
本体デザインについて
Dell G3 15には本体カラーとしてホワイトとブラック、リーコンブルーの3色が用意されています。本体は樹脂製(プラスチック)ですが、見た目からは安っぽさは感じられません。
ホワイトの本体カラー
天板中央にはブルーのロゴを配置。塗料にはパール系のホワイトが使われており、ややメタリックな輝きがあります
ブラックの本体カラー
ブラックのカラーはとても落ち着いた印象で、ゲーミングPC特有の派手さはありません
ブラックとホワイトの比較
ホワイトのキーボード面。キーボードがブラックなので、個々のキーが認識しやすいデザインです
ブラックのキーボードは、デザインに統一感があります
パームレストには格子状の柄がプリントされています
タッチパッドの周辺はブルー ※ブラックも同様
接地面積は幅380×奥行き258mmで、B4サイズよりもひと回り大きい程度。15.6インチモデルとしては、標準的な大きさです。
B4サイズ(B5ノートの見開き)よりもちょっと大きい程度
高さは公称値で22.7mm。ゴム足(接地面の保護とすき間の確保を目的とした出っぱり)を含めた実際の高さは27mmでした。一般的なノートPCよりもやや厚いのですが、ゲーミングノートPCとしては非常にスリムです。
ゴム足を含めた高さの実測値は27mm
重量は公称値で2.53kg、実測では2.394kgでした(個体差によって重量にはバラつきがあります)。実際に手に持ってみると、それなりの重量感があります。
重量は実測で2.394kg
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.126kg |
12.5インチ | 1.131kg |
13.3インチ | 1.253kg |
14インチ | 1.518kg |
15.6インチ | 2.174kg |
ノートPC全体 | 1.551kg |
※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より
電源アダプターは実測613g
電源アダプターは大型タイプ
液晶ディスプレイについて
液晶ディスプレイの大きさは、ゲーミングノートPCとしてはスタンダードな15.6インチです。解像度は1920×1080ドットのフルHD。リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は標準的な60Hzですが、液晶はIPSパネルなので応答速度はやや遅め。とは言っても、超人的な反応速度を求める上級プレーヤーでなければ十分なスペックです。
画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット
映像の色合いはメリハリが効いていて鮮やかです。ゲームはもちろん、写真や動画も自然な色合いで楽しめます。
コントラストが高く、色合いは自然
ただ実際にゲームをプレーしたところ、画面がちょっと暗めに感じました。特に影の部分がわかりづらいように思います。ゲームやWindows 10の設定で明るさ(ガンマ値)を変更するといいでしょう。
実際にゲームをしてみると、画面がやや暗く感じます
影の多いシーンでは周囲がわかりづらいので、ゲームの設定で明るさを変更しましょう ※画像はスクリーンショット
i1 displayProによるガンマカーブ。色のバランスは良好です。暗部がやや弱く出ているのは、ゲーム向けのチューニングかもしれません
液晶ディスプレイの表面は光沢なしのノングレア仕上げで、光の映り込みが抑えられています。余計な光が見えないため眼が疲れにくく、長時間の作業やゲームに向いています。
映り込みを抑えたノングレアディスプレイ
光沢ありのグレア加工の場合だと光や室内が映り込むことがあり、眼精疲労や集中力低下の原因となると言われています ※写真は別の機種
キーボードについて
キーボードはテンキー付きで、バックライトに対応しています。標準では日本語配列ですが、、購入時のオプションで英字配列も選択可能です(税別1800円の追加料金が必要)。
Dell G3 15のキーボード
キーピッチ(キーとキーの間隔)は19mmで、理想的な大きさでした。ちょっと気になったのは、Enterキー周辺で一部のキーが隣接している点です。特に「¥」キーと「BackSpace」キーが小さく、検証中に打ち間違えることがありました。
Enterキー周辺で、一部のキーが隣接しています
またキーストローク(キーを押し込む深さ)は実測1mm強程度、かなり浅めです。入力時のたわみは感じられませんでしたが、ストロークが浅いので底打ち感があります。デスクトップ用のキーボードに慣れている人だと、手応えがないように感じるかもしれません。
キーストロークはかなり浅く、手応えが感じられません
タイプ音の大きさは標準的です。弱めに打つと「カタカタカタ」という音ですが、強めのタッチだとドスドスと響きます。
タイプ音はうるさくはなく、かと言って静かというわけでもありませんでした
タッチパッドはザラつきのある手触りで、グリップ感は良好。カーソルの反応はなめらかというわけではありませんが、キビキビと動くので普通に使えます。ただボタンクリック時にタッチパッドの下部が大きく沈み込むので、指がややグラつくのが気になりました。
ボタン一体型のタッチパッド
インターフェースと拡張性
インターフェース(端子類)としては、合計3つのUSB端子や有線LAN、HDMIなどが用意されています。光学ドライブは非対応ですが、最近のゲームやソフトはダウンロードタイプが多いので問題ないでしょう。実際のところ、DVDドライブを年に何回使っていますか?
左側面のインターフェース
- ① 電源コネクター
- ② HDMI
- ③ 1000BASE-T対応有線LAN
- ④ USB3.1 Gen1(フルサイズ)
- ⑤ USB3.1 Gen1(フルサイズ)
- ⑤ ヘッドホン出力/マイク入力
右側面のインターフェース
- ① SDメモリーカードスロット
- ② USB2.0
- ③ セキュリティースロット ※盗難防止用
電源ボタンは指紋センサー内蔵です。あらかじめ指紋を登録しておけば、指で軽く触れるだけでサインインできるので便利です。
指紋センサー内蔵の電源ボタン
駆動時間や発熱、騒音について
今回の検証ではプラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルを使いました。主なスペックは以下の表のとおりです。検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD+1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB) |
CPUと本体の温度について
CPUの温度は、動画変換時に最大100度に達しました。CPUはかなりの高温です。キーボード面も上部中央付近がかなり温かくなります。
キーボード面の表面温度(室温29.4度)
※本体温度の計測方法はコチラ
駆動音の計測結果
ゲーム中の駆動音(ファンの回転音や通気口からの排気音)はやや大きめです。本体内蔵のスピーカーでは細かい音を聞き取れないほどでした。また電源を入れた瞬間やスリープから復帰した際に、一時的に駆動音が50dBA程度まで大きくなることがあります。
駆動音の計測結果(室温29.4℃)
電源オフ | 37.3dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 39.7dBA | ファンの回転音と排気音が聞こえるが、気になるほどではない |
動画視聴 | 41.5dBA | 同上 |
動画変換 | 50.7dBA | 排気音がけっこう大きい |
3Dゲーム | 50.2dBA | 同上 |
ゲームによっては駆動音が大きくなることがあるので、プレー中はヘッドセットの利用がおすすめです。7.1chのバーチャルサラウンド対応なら音の出ている方向がわかるので、対人戦を有利に進められます。
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起動時間について
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまで)は平均20.5秒(高速スタートアップ有効)でした。SSD搭載機としてはわずかに遅い(平均16~17秒程度)のですが、気になるほどではありません。
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
24.7秒 | 19.2秒 | 19.5秒 | 19.2秒 | 19.9秒 | 20.5秒 |
消費電力について
消費電力は高めですが、これはGPUを搭載しているため。エントリー向けのGeForce GTX 1050 Tiなので、ゲーミングノートPCとしてはやや低めです。
1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)
待機中 | 動画視聴 | 動画変換 | 3Dゲーム |
---|---|---|---|
31.8W | 37.2W | 97.8W | 117.6W |
※消費電力の計測方法はコチラ
ベンチマーク結果
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD+1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB) |
ストレージ性能
試用機で使われていた128GB M.2 SSDはSATA接続タイプで、1TB HDDは5400回転タイプでした。公式サイトではM.2スロットはPCIe Gen3 x2に対応しているとのことなので、容量の大きい高速タイプに交換するのもいいかもしれません(動作を保証するわけではありません)。
128GB SSD(左)と1TB HDD(右)のアクセス速度
ストレージ別アクセス速度の目安
CPU性能
試用機で使われているCore i7-8750Hは6コア12スレッドで動作するCPUで、ノートPC向けとしては非常に高性能です。その実力は、デスクトップPC向けのハイエンドCPUに迫るほど。ゲームを始め、負荷の高い処理で優れたパフォーマンスを期待できます。
CPUの性能比較 その1
CPU | CINEBENCH R15のCPUスコア |
---|---|
Core i7-8700 ※2 |
|
Dell G3 15(Core i7-8750H) |
|
Core i5-8400 ※2 |
|
Core i7-7700 ※2 |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
|
※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値 ※2 デスクトップPC向けCPU
CPUの性能比較 その2
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8700 ※2 |
|
Dell G3 15(Core i7-8750H) |
|
Core i5-8400 ※2 |
|
Core i7-7700 ※2 |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
|
※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値 ※2 デスクトップPC向けCPU
3D性能
プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載で使われているGeForce GTX 1050 Tiは、エントリー(初心者)向けのGPUに分類されます。中上級者向けのGTX 1060/1070と比べると性能は劣りますが、先ほどのゲーム系ベンチマークの結果からもおわかりのとおり、軽め~中規模クラスのゲームを楽しむには十分。そのぶん価格が安い点もポイントです。
3D機能の性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1070 |
|
GTX 1060 |
|
Dell G3 15(GTX 1050 Ti) |
|
GTX 1050 |
|
※ほかのGPUの結果は当サイト計測の平均値
クリエイティブ性能
動画出力(書き出し)
動画出力にかかった時間
かかった時間 | |
---|---|
Dell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 | 5分58秒 |
Core i7-8550U(dGPUなし) | 14分16秒 |
※「Adobe Premiere Pro CC 2018」を使って、FF14ベンチをキャプチャーした6分44秒のフルHD動画に画像とテロップ、音声を追加した合計7分のゲーム実況風動画を作成。書き出し設定は「H.264」で、「YouTube 1080p HD」のプリセットを使用。
動画変換
動画変換にかかった時間
X264 | QSV | NVENC | |
---|---|---|---|
Dell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 | 8分29秒 | 6分20秒 | 5分56秒 |
Core i7-8550U(dGPUなし) | 13分18秒 | 8分11秒 | ※非対応 |
※5分間の4K映像(XAVC-S、3.51GB)をYouTube向けの1080p(1920×1080ドット)映像に変換するのにかかった時間
RAW現像
RAW画像の現像にかかった時間
Dell G3 15 プラチナ・GTX 1050 Ti 搭載 | Core i7-8550U(SATA SSD) | Core i7-8750H(SATA SSD) |
---|---|---|
2分32秒 | 2分29秒 | 1分25秒 |
※5184×3456ドットのRAW画像を長辺1920ドット、画質80%、解像度240のJPEGファイルに出力するのにかかった時間(フィルター類適用なし)
総合的なクリエイティブ性能
PCMark 10では各スコアが3000を超えれば本格的な作業をなんとか行なえるレベルです。テストでは3000を大きく上回っているので、高度な作業にも活用できるでしょう。ただし本格的な作品作りには、16GBメモリーがおすすめです。
PCMark 10ベンチマーク結果(一部抜粋)
Digitala Content Creation(総合スコア) | 5329 |
---|---|
Photo Editing(写真編集) | 6039 |
Rendering and Visualization(3D制作) | 6318 |
Video Editing(動画編集) | 3967 |
これからゲームや動画編集を始めたい人に!
Dell G3 15はエントリー向けのGPUを搭載したゲーミングノートPCですが、いま大人気のフォートナイトやPUBGなどを快適に楽しめます。しかも、他社メーカーよりも安いのは大きな魅力。最安モデルは9万円台で買えますが、上位モデルのプラチナ・GTX 1050 Ti 搭載モデルを強くおすすめします。
重量級のゲームも楽しみたいという人は、Dell G7 15のGTX1060搭載モデルを選ぶといいでしょう。値段はちょっと高くなりますがゲームをより快適に楽しめる上に、キーボードなどの使い勝手がよくなっています。
またDell G3 15はCPUが非常に高性能ですので、動画編集や3D制作などにも活用できます。できればメモリー容量は16GB欲しいところですが、まずは一度8GBで試してみて、処理が重いなと感じたら自分でメモリーを増設するのもいいかもしれません。
人気ゲームを楽しめる上に、動画編集にもおすすめ
Dell G3 15のまとめ
- 値段が安い!
- デスクトップPC並みに高性能
- 派手すぎないシンプルなデザイン
※価格や構成は変更される場合があります
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