ドスパラ GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 レビュー：初心者にもおすすめな安定性と安心感が魅力のハイスペックゲーミングPC

サマーセール実施中！

ドスパラの公式サイトにて、各種デスクトップPC / ノートPCを対象としたサマーセールが実施されています。期間は8/29まで。最新の人気モデルが大幅値引き、または上位パーツへのアップグレードが無料でたいへんお得です！
👉 公式サイトで詳細を見る

ドスパラのGALLERIA GAMEMASTER GX70R7は、Core i7-8700 ＋ GeFroce RTX 2070 (8GB)搭載のゲーミングデスクトップPCです。優れた排熱性能による安定性と充実のサポート体制が特徴。これからゲームを本格的に始めたいPC初心者に向いています。

【主なスペック】CPU：Core i7-8700、メモリー：16GB、ストレージ：500GB SSD+1TB HDD、グラフィックス：GeForce RTX 2070

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

この記事の目次

▶スペック
▶本体の外観と内部
▶ベンチマーク結果
▶まとめ

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7

税込29万8944円～

公式サイトを見る

※構成や価格は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7のスペック

OS	Windows 10 Home
CPU	Core i7-8700
チップセット	Intel H370 Chipset
メモリー	16GB
ストレージ	500GB SSD (SATA) + 1TB HDD
グラフィックス	GeForce RTX 2070 (8GB)
光学ドライブ	なし
通信機能	1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース	USB3.0 (フルサイズ) ×4 (前面)、 USB3.1 Gen1 (フルサイズ)×2 (背面)、 USB3.1 Gen2 (フルサイズ)×2 (背面)、 USB2.0×2 (背面)、 HDMI、 DisplayPort×3 USB-Type-C (DisplayPort)、有線LAN、ヘッドホン出力／マイク入力、 PS/2（マウス/キーボード用）、オーディオ端子類
拡張スロット	PCI Express x16 ×1、 PCI Express x4 ×1、 PCI Express x1 ×4、 M.2スロット×2、 SATA3×6
ドライブベイ	3.5インチ×2、 2.5インチ×1
電源	650W (80PLUS BRONZE)
サイズ	幅210×奥行き490×高さ450mm ※ゲームマスター専用GKケース (ATX)
重量	約12.5kg
セキュリティー	マカフィーリブセーフ 12ヵ月版
サポート	メーカー保証1年間 ※有料サービス対応

※2019年4月1日時点。構成は変更される場合があります

スペック上の注意点

光学ドライブ非対応
SDカードスロット非搭載
カスタマイズ可能なパーツは電源のみ

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7本体の外観と内部

外観について

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7では、ガレリアゲームマスターシリーズ専用の「GKケース」と呼ばれるPCケースが使われています。対応マザーボードはATXタイプで、デスクトップPCとしての分類はミドルタワー型。本体内部が広いので冷却性能に優れる点がメリットですが、サイズがかなり大きい点がデメリットです。

デスクトップの主な分類

ミドルタワー型	ミニタワー型	スリム型	コンパクト型

機能：◎ 拡張性：◎ 省スペース性：× 冷却性能：◎	機能：◎ 拡張性：○ 省スペース性：△ 冷却性能：○	機能：○ 拡張性：△ 省スペース性：○ 冷却性能：△	機能：△ 拡張性：× 省スペース性：◎ 冷却性能：△

21.5インチディスプレイとのサイズ比較

前面と背面。高さは450mmで幅は210mm

左側面 (左)と右側面 (右)。奥行きは490mm

左側のサイドパネルはアクリル仕様で、本体内部が見えます

底面部に取外し可能な防塵フィルター

インターフェースについて

USB端子や映像出力端子は十分な構成です。ただし光学ドライブとSDカードスロットには非対応である点に注意してください。

前面のインターフェース

① 電源ボタン
② USB3.0
③ ヘッドホン出力/マイク入力

背面I/Oパネルのインターフェース

① USB2.0
② P2/2端子 ※キーボード/マウス接続用
③ DVI ※非使用
④ VGA（D-sub15ピン） ※非使用
⑤ HDMI ※非使用
⑥ USB3.1 Gen2
⑦ USB3.1 Gen1
⑧ 有線LAN
⑨ オーディオ端子類
⑩ USB Type-C
⑪ DisplayPort
⑫ HDMI

拡張性について

拡張スロットについては十分な構成です。しかしドライブベイは3.5インチ×2と2.5インチ×1の合計3つのみ。それほど多いわけではありませんが、SSDを装着可能なM.2スロットを2ポート使えるので特に困ることもないでしょう。ただし5インチドライブベイを利用する周辺機器類は使用できません。

右のサイドパネルを外した状態。裏配線というわけではありませんが、ケーブル類をこちら側に収納することで、マザーボード側をスッキリとさせられます

SSD増設用の2.5インチドライブベイ

左側面のアクリルパネルを外した状態。ドライブベイが少ないので、内部はとてもスッキリとしています

マザーボードのフォームファクターはATX。チップセットはH370で、試用機ではASUSのPRIME H370-Aが使われていました

CPUとメモリー周り。メモリースロットは4基

静音パックまんぞくコースによる静音性と冷却性能に優れるCPUクーラー

試用機で使われていたGeForce RTX 2070はPalit製

グラボがちょっとナナメになっているのが気になります

拡張スロットの構成

① M.2スロット (PCIe対応)
② PCIExpress x1
③ PCIExpress x16
④ PCIExpress x4

3.5インチドライブべイはふたつ

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7のベンチマーク結果

ストレージ性能

ストレージ構成は500GB SSD (SATA)＋1TB HDDです。ただし、そのとき実施されているキャンペーンによって変わることがあります。

試用機ではSSDとして、CrucialのMX500が使われていました (個体によっては変わる場合があります)。1TBのHDDも搭載されているので大容量ゲームをインストールしても余裕はありますが、より快適に使いたい場合は1TBあたりのSSDを追加するといいでしょう。最近はSSDの値段が下がってきており、M.2の1TB (SATA)でも1万円代後半の価格で購入できます。

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 ストレージのアクセス速度 (CrystalDiskMakr)

500GB (左)と1TB HDD (右)のアクセス速度 (CrystalDiskMakr)

CPU性能

GALLERIA GAMEMASTER GX70R7で使われているCore i7-8700は、第8世代の6コア / 12スレッドで動作するハイエンド向けのCPUです。現在では第9世代のCore i7 / i9が発売されており、それらと比べると性能はやや劣ります。とは言え十分高性能で、ゲームには問題ないでしょう。

CPUの性能比較

CPU	CINEBENCH R15のCPUスコア
Core i9-9900K	2068
Core i7-9700K	1528
Core i7-8700K	1517
GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 (Core i7-8700)	1420
Core i7-8700	1370
Core i7-7700	860

※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値

高負荷時におけるCPU温度とCPUクロック (動作周波数)を計測したところ、クロックは4.2～4.3GHzあたりを推移していました。Core i7-8700の最大クロックは4.6GHzで、やや抑えられています。ただしこれはCPUの温度が高温になりすぎるのを防ぐため。実際にCPU温度は80度未満に抑えられており、高温による不具合や劣化の心配はなさそうです。

「CPU-Z」のストレステストを約30分間実行したときのCPU温度とCPUクロックの推移

3D性能

グラフィックス機能として使われているGeForce RTX 2070はハイミドルクラスのGPUです。ハイエンドクラスのRTX 2080 Tiよりは劣るものの、パフォーマンスはひとつ上のRTX 2080に迫るほど。RTX 2070のほうが価格が安いことを考えれば、コスパに優れていると言えます。

3D機能の性能比較

GPU	3DMark Fire Strikeのスコア
RTX 2080 Ti (11GB)	27118
GTX 1080 Ti (11GB)	22960
RTX 2080 (8GB)	21975
GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 (RTX 2070)	20022
RTX 2070 (8GB)	19918
GTX 1080 (8GB)	16792
GTX 1070 (8GB)	15393
GTX 1060 (6GB)	10393

※ほかのGPUの結果は当サイト計測の平均値

DXR (レイトレーシング機能)の性能比較

GPU	3DMark Port Royalのスコア
RTX 2080 Ti	7724
RTX 2080	5848
GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 (RTX 2070)	4990
RTX 2070	4855

※ほかのGPUの結果は当サイト計測値

ゲーム系ベンチマーク結果

ゲーム系ベンチマークテストの結果は以下のとおり。高いグラフィックス性能を必要とする重量級のゲームでも、フルHDの最高画質で快適にプレーできる性能です。4Kではちょっと厳しいので、最新ゲームをフルHDで堪能したい人に向いています。

ゲーム系ベンチマーク結果

FF15 (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD)	高品質	8681（快適）
	標準品質	12085（非常に快適）
	軽量品質	14895（非常に快適）
3840×2160 (4K)	高品質	3875（普通）
	標準品質	4590（やや快適）
	軽量品質	6510（快適）
FF14：紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
1920×1080 (フルHD)	最高品質	17141（非常に快適） ※120.599 FPS
	高品質	17686（非常に快適） ※126.547 FPS
	標準品質	20106（非常に快適） ※150.621 FPS
3840×2160 (4K)	高品質	7096（非常に快適） ※47.317 FPS
	標準品質	8266（非常に快適） ※55.194 FPS
	軽量品質	15227（非常に快適） ※102.735 FPS
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
1920×1080 (フルHD)	最高品質	22880（すごく快適）
	標準品質	23067（すごく快適）
	低品質	23761（すごく快適）
3840×2160 (4K)	高品質	21006（すごく快適）
	標準品質	21635（すごく快適）
	軽量品質	23086（すごく快適）
アサシンクリードオデッセイ (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD)	最高	108 FPS
	中	117 FPS
	低	139 FPS
3840×2160 (4K)	最高	36 FPS
	中	59 FPS
	低	70 FPS
シャドウオブザトゥームレイダー（DX12） ※重量級
1920×1080 (フルHD)	最高	108 FPS
	中	117 FPS
	最低	139 FPS

※平均60FPS以上が快適に遊べる性能の目安。トゥームレイダーシリーズでは4Kでのテストを実施できませんでした

初心者におすすめな安心モデル

ということで、今回はGALLERIA GAMEMASTER GX70R7のレビューをお届けしました。

個人的な意見を言わせていただくなら、「ちょっと値段が高いな」というのが正直な感想です。スペックと値段だけを考えるなら、同じドスパラのGALLERIA Zシリーズのほうがコスパは優れています。

GALLERIA Zシリーズとの比較

	GALLERIA GAMEMASTER GX70R7	GALLERIA ZZ i9-9900K	GALLERIA ZG i7-9700K	GALLERIA ZF
CPU	Core i7-8700	Core i9-9900K	Core i7-9700K	Core i7-9700K
GPU	RTX 2070	RTX 2080 Ti	RTX 2080	RTX 2070
CINEBENCH R15	1420	2068	1526	1529
3DMark FireStrike	20022	27118	21969	19918
税込価格	29万8944円～	29万3738円～	25万0538円～	20万7338円～

しかしGALLERIA GAMEMASTER GX70R7のメリットは、価格とパフォーマンスだけではありません。排熱性能とルックスに優れたPCケースや、40タイトル以上のゲームの動作保証、またゲームプレーに関する質問も受付可能な24時間のサポート体制など、安心感が最大の魅力なのです。これからPCゲームを始めたいけど、PCのことはよくわからないという人におすすめします。